Yes@Tokyo Dome City Hall (ネタバレ注意!!)

代表アルバムをまるごとプレイするツアーを行っているYes♪

2年半ぶりの来日公演は、Fragile(こわれもの)とClose To The Edge(危機)の2枚を全曲プレイする公演!!

今年に入って新作Heaven & Earthもリリース、来日メンバーはそのレコーディング・メンバー、前回の来日公演とは同じメンバー、東京公演3日め

11月25日(火)東京ドームシティホールです。

IMG_1679定刻19時を回ったら、まもなくライトダウン!!

BGMとともにバックのスクリーンに歴代のアルバムジャケット写真、そして歴代のメンバーの写真が映し出されます。

そしてメンバー登場!!

Chris Squire、Alan White、Steve Howe、6月に来たAsiaと兼任のGeoffrey Downes、そしてシンガーのJon Davisonが登場!!

お馴染みの効果音の中、演奏がスタート、Steveはギブソンのセミ・アコースティック、Chrisはお馴染みのリッケンバッカーのベース、Alanはタムタムの多いドラム・セット、GeoffのセットもAsiaとは違うようです。

Close To The Edge♪がスタート、緊迫感のある演奏の中、Jonの歌が入ります。彼は歌だけでなく容姿までJon Andersonに似てきた気がします。

スタンドに固定されたアコースティック・ギターを使い分けるSteveの多才ぶりは健在!!またバックのスクリーンには花、仏陀などのイメージ映像が効果的です。

途中、Chrisたちのコーラスから始まるI Get Up~♪の部分も叙情的、Geoffのキーボードを中心にクライマックスへ・・・18分を超える組曲での幕開けとなりました。

続いてお馴染みのSteveのアコギから、And You And I♪、Eclipseの部分ではお馴染みのペダルスティール、そして再び軽やかな部分ではChrisのハーモニカ、場内は手拍子、そして再びパワフルな部分!!

この曲が終わると、Steveは軽やかなセミアコをプレイ、Siberian Khatru♪、若いころほど緊迫感はないにしろ、場内は絶頂、ドラマチックにエンディングとなりました。

ここでChrisが開口

「東京は3日め、「危機」を全曲やったよ。次は新作から2曲・・・」

そう言って、Believe Again♪

Steveはストラトキャスターに持ち替え、Jonはアコースティック・ギターを抱え、さすがに自分も関わっているこの曲ではノッているようでした。

続いても新作から、Jonの紹介で、The Game♪、こちらはSteveのギターもややポップな印象も受けるナンバーです。

次はSteveが開口

「有難う、別のアルバム(こわれもの)を全曲やるよ。この曲から自分の音楽はスタートしたようなものだよ。」

Steveのお馴染みのアコギのイントロから、Roundabout♪、Yesのテーマ曲とも言えそうなナンバー、Jonの歌も全く違和感はありません。

続いては、何とCans And Brahms♪、確かにアルバムの順ではこれですが、Rick Wakemanのソロと言えるブラームスの曲の触りをGeoffがプレイです。続いても短いWe Have Heaven♪をポップにプレイ!!そしてアルバムの順番どおりで、大作の一つであるSouth Side Of The Sky♪、Steveのギターも冴え、Geoffのキーボードも心地よく、バックの映像も効果的でした。

アルバム通りのため、お遊びと言えそうなFive Per Cent For Nothing♪までプレイ、そしてお馴染みのSteveのギターのフレーズで、Long Distance Runaround♪、軽快なナンバーに続いては親分Chris Squireが待機!!ハーモニクスの音を出して、そう彼のベース中心のFish♪、但し今回はアルバム再現が前提のため、短めでした。

これが終わるとSteveは一人、マーチンのギターでMood For A Day♪

彼の定番、そしてアルバムの大上段の大作、Heart Of The Sunrise♪

ChrisのベースとSteveのギターのバトル(?)はいつ聴いても緊迫感が溢れています。

そしてJon Davisonの歌、これはいい表現ではないのかも知れませんが、いつの間にかJon Andersonそのものでした。

バンド・メンバーのアンサンブルも素晴らしい中、ドラマチックにパワフルにいったん幕となりました。

・・・

本編終了と同時に観客はほぼ総立ち状態になっていたまま、アンコールへ・・・

これもYesのテーマ曲といえるI’ve Seen All Good People♪、前半のYour Moveの部分でのSreveのリートは心地よく、Geoffのキーボードの音も効果的・・・そしてAlanのドラムスが入り、Steveがエレクトリックに持ち替え、All Good People~

Yesのコンサートではいつの時代でも一番盛り上がる部分です。!!

Steveはもう一度、ストラトキャスターに持ち替え

「今夜のコンサートはダウンロードで購入できるよ。土曜日(追加公演の日)にまた会おう。!!・・・」

そう言って、ハードに奏でるあのイントロ!!

Owner Of A Lonely Heart♪

考えてみれば、この時のメンバーは2人しかおらず、さらに言えば完全にTrevor Rabinの曲なのですが・・・(^_^;)

やはりこれ!!なのでしょう。!!(当時はAsia専任の)Steveもすっかり自分のものにしていて、独自のソロを加え、大ヒット曲だけに大盛り上がりで幕となりました。

トータルで2時間強、これで最後ですが、メンバー5人、今回の出来に満足してか、少しステージ上に長くいて、メンバーの声援に応えていました。・・・

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今回は2枚のアルバムを全曲プレイするということもあって、事前にセットリストは全てわかっていたようなものですが・・・

でも考えてみるとクラシックのコンサートなどは全て曲がわかっているわけで、やはりその音楽をナマで体感する!!これが最重要なこと!!改めて思いました。

さてアルバムThe Yes AlbumとGoing For The Oneを全曲再現するコンサートもやっているようなので、今度は是非そちらも見たい!!

そのような欲もかき立てられたコンサートでした。!!

尚、この日のコンサート、Steveも言っていたように、ダウンロード購入できます。

やたらとコンサートの音源とかが安易にアップされる昨今、そういった状況の先走りをしているということなのでしょう。(笑)

(自分も購入しました。・・・)