’60年代後期よりMott The Hoopleのリーダーとして活動を開始した伝説のロック・ミュージシャン!
Ian Hunter!
自身のバンド、Rant Bandを率いて、何と初来日公演!!
20年以上前に今は亡きMick Ronsonとの来日公演が中止になり、もう来日は不可能と思われていただけに、まさに奇蹟の公演!!
しかも場所は下北沢のライヴ・スペース、GARDEN!
1月18日(日)日本公演最終日です。
待ちに待ったと言った感じのファンも多く、年齢層はかなり高め、会場は広くはないので後ろでもしっかり見えそうです。
開演予定時刻18時を15分くらい回って、ライトダウン!!
民族音楽風の歌がBGMの中、メンバーが1人ずつ入場!!
ドラマーは元WingsのSteve Holley、5人のメンバーが揃ったところで、ドラムスのビートを中心にヘヴィーな音に、そして・・・
Ian Hunter登場!!
カーリー・ヘアーにトレードマークのサングラス!!75歳のはずですが、本当に若々しく思います。
曲は(I’m The)Teacher♪、途中からギターを抱えます。Ianの歌は健在です。
ハーモニカを吹いて続いては、今のところ最新作When I’m Presidentに収録のJust The Way You Look Tonight♪、そしてライヴではよく歌われるNow Is The Time♪
メロディアスなナンバーが多いことも実感!
Ianがギターを軽やかに弾いて、Once Bitten Twice Shy♪
ソロでのデビュー作の1曲目だけに、ファンにも大人気、場内ではコーラス部分は合唱でした。
再びポップなソロとしてリリースしているSomething To Believe In♪
そして静かに始まり徐々に盛り上がってくるBoy♪
David Bowieのタイプの曲といえるでしょう。
ここで何とIanはステージ向かって右端のエレクトリック・ピアノに付いて、そして・・・
アメリカでヒットしたJust Another Night ♪
軽快に観客も乗っています。続いては同じアルバムに収録されていたStandin’ In My Light♪、ストリングスが効果的です。
Ianはピアノに付いたまま、南部風のリズムになって、All American Alien Boy♪
Jaco Pastoriusが参加していたナンバーだけにベース奏者のソロもフィーチャー!
ゴスペルっぽいムードでジワジワ盛り上がっていきます。
一転してブルージーな感じで、新作に入っているBlack Tears♪
静かになった、と思ったら、それを打ち破るかのように、Ianのピアノ!
The Golden Age Of Rock’N’Roll♪
場内絶叫!!
今回の日本で初登場のよう、休むまもなく、All The Way From Memphis♪
ここで早くも最高潮!!
All The Way From Memphis!と、観客の方がシャウトしていました。!!
ここでピアノを離れ、再びアコースティック・ギターへ・・・
The Original Mixed-Up Kid♪
これも今回初登場のよう、Mott~時代のナンバーが続き、ライヴでよく歌われるカントリー調のI Wish I Was Your Mother♪
少し落ち着いたところで、シンセの音が響き、新作のタイトル曲、When I’m President♪
Beatlesを思わせるコーラス、未だにこのような歌を歌っていることは嬉しい限りです。
同じ新作に入っているTa Shunka Witco (Crazy Horse)♪、やや異質な感じのナンバー、ここでIanは他のメンバーに合図を送ったのですが、曲順が変わったよう・・・
ファンキーなBastard♪が、ここに登場しました。
そしてライヴでよくプレイされるノリのいい、23A Swan Hill♪
大盛り上がりで、いったん終了となりました。
・・・
アンコールはMott The Hoople時代からやっているSweet Jane♪
最初、Ianは語るように始まりますが、ノリノリのロックン・ロールに!!
このハイ・テンションの中でスペシャル・ゲスト!
Morgan Fisher登場!!
日本に住んでいる元Mott~のキーボード奏者だけに、皆さん期待はしていたでしょうが、大感激です。!!
「日本語話せるよ!」
そう言って、Roll Away The Stone♪
ここでは2人のギターもフィーチャー!
途中のトークの部分をIanがなかなか話さないと、Morganが日本語でジョークを言って観客を笑わせます。
そのMorganのピアノで、Ian在籍時のMottの最後のシングル!
Saturday Gigs!
コーラス部分では場内でウェイヴが!!
Ianはどのような気持ちで歌っているのでしょうか!?
この感動の坩堝の中、トドメといえるギターのイントロが!!
All The Young Dudes♪
歓喜!?なんと表現したらいいのでしょうか、最上級の叫びが!!
そしてサビの部分は場内大合唱!!
ここのお客さんの多くの人は43年、この状況を待ち望んでいたのでしょう。
再びイントロでエンディング!!
最後はIanが、Goodnight Irene♪を短く歌って、この感動の2時間(夢の2時間)は終わりをつげました。・・・
もう見れないと思っていたIan Hunter!
75歳でこれだけのステージを行ってくれました。
何か、人間って出来ないことはないんだな!そんなことも実感した夜、「感動ライヴ」まさにその一言でした。!!