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5/16付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rpblb002296202
今週の第1位はザック・ブラウン・バンドの『JEKYLL + HYDE』です。換算枚数(EAU)で228,000枚のセールスでした。これでスタジオ・アルバムは2010年『You Get What You Give』、2012年『Uncaged』に続いて3作連続第1位です。そしてこれまで在籍したアトランティック・レコードを離れて、ファッション・デザイナーのジョン・バルベイトスとリパブリック・レコードが設立したジョン・バルベイトス・レコードからの第1弾アルバムなんです。さらにこのアルバムからはクリス・コーネルをフィーチャリングした「Heavy Is The Head」がメインストリーム・ロック・ソングス・チャートで2週連続1位。そして同じく収録されている「Homegrown」がカントリー・エアプレイチャートで4月に3週間1位と違う曲が違うエアプレイチャートで1位を記録しました。
今週のTOP10内初登場はあと2枚です。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rprw548292
第2位に初登場したのが、ジョシュ・グローバンの『Stages』です。8枚目のTOP10アルバムとなりました。2001年の最終週に『Josh Groban』で初めてチャートインしてからいつの間にか14年もたちましたがほとんど毎年チャートインしてきました。今回は18万枚のアルバム・セールスでしたが、1位が強くて2位に初登場です。前作『All That Echoes』(2012年)は発売第1週のセールスが145,000枚でしたが初登場1位でした。今回は『レ・ミゼラブル』、『コーラス・ライン』、『オペラ座の怪人』などで歌われている曲をカバーしています。また、ケリー・クラークソン、クリス・ボッティ、6度のトニー賞受賞のオードラ・マクドナルドなど参加アーティストも豪華です。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/sny500719
そしてもう1枚の初登場は第4位、タイラー・ファーのセカンド・アルバム『Suffer In Peace』です。2013年のデビュー・アルバム『Redneck Crazy』は最高位5位でしたから連続でTOP5に入りました。ソングライターとしてもレット・エイキンスやコルト・フォード、ジョー・ニコルスなどに曲を提供しています。1984年2月5日ミズーリ州ガーデン・シティ生まれの31歳。カントリー・アルバム・チャートでは前作も今作も最高位2位なんです。次は1位を!
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/capb001995202″ target=_blank>
今週第8位に『In The Lonely Hour』が入っているサム・スミスですが、のどの手術をアメリカで受けるため、オーストラリア、日本、フィリピン、フランス、モナコで行われる予定だった公演をすべてキャンセルしました。全治8週間とのことで、セカンド・アルバムのリリースも遅れる見込みとのことです。今回キャンセルされた日程は今後の回復状況を見ながら今年後半に改めて組まれるようです。その時はセカンド・アルバム収録の曲もやってくれるかな。
下の方では、24位に初登場したのがUKのオルタナティヴ・ロック・バンド、ブラーの『The Magic Whip』です。1989年にデビュー。2003年で一旦活動を休止しましたが2009年に再び活動を始め、アメリカではこのアルバムがこれまでの最高順位となりました。UKでは1994年の3枚目のアルバム『Parklife』からこのアルバムまでスタジオ・アルバムは6枚連続で第1位です。
48位にはエリック・クラプトンの『Forever Man』が入りました。1970年の『Eric Clapton』から44枚目のチャートインです。大ヒット曲はもちろん、ブルースや先日亡くなったBBキングとのコラボも含まれているベスト盤です。
ところで5/31からヨーロッパ・ツアーがスタートするエルトン・ジョンですが、今回のツアーは『All The Hits Tour』という名前でヒット曲満載、公演日によって曲目も変えて行っているようで、すでに今年の1月からの全米ツアーは5/2でいったん終了。5/31からUK、スイス、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、イタリアとまわり、8/8レイク・タホから10/31のラス・ヴェガスまで全米ツアーを行います。その後は11月にニュー・ジーランド、12月にオーストラリア公演が決まっているとのことですが、2016年には日本を含めたアジア・ツアーがあるでしょうか。期待したいところです。
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5/16付。今週のビルボード・シングル・チャートから。
今週も第1位はウィズ・カリファ・フィーチャリング・チャーリー・プースの「See You Again」、4週連続第1位です。デジタルで5週連続、ストリーミングは4週連続1位。ラジオ・ソングスは急上昇中で今週は1位から7位にアップしました。強いです!
第2位は3位からアップしたフェティ・ワップの「Trap Queen」です。デジタルは5位、ストリーミングが2位、ラジオ・ソングスが13位とちょっと1位の「See You Again」とはまだ離れています。フェティ・ワップが2位に上がったことでラッパーが1位、2位を占めることになりましたが、これは6年ぶりとのこと。前回は2009年3月28日付で1位がフロー・ライダーの「Right Round」、2位がT.I.フィーチャリング・ジャスティン・ティンバーレイクの「Dead And Gone」でした。
ところでビルボードにTOP3週数ランキングが載っていましたが、20週は記録だったんですね。今週も3位にランキングされているマーク・ロンソン・フィーチャリング・ブルーノ・マーズの「Uptown Funk!」がTOP3=21週目ということで、TOP3週数ランキングでは、1958年8月にHOT100がスタートして以来登場したすべての曲の中で堂々の第1位とのことです。以下の通りです。
TOP3週数 タイトル/アーティスト
21 Uptown Funk! / Mark Ronson feat. Bruno Mars (2014-15)
19 Smooth / Santana feat. Rob Thomas (1999-2000)
18 We Belong Together / Mariah Carey (2005)
18 Un-Break My Heart / Toni Braxton (1996-97)
17 All About That Bass / Meghan Trainor (2014)
9位には先々週43位、先週17位から上がったTウェインの「Nasty Freestyle」が急上昇しています。登場3週目でのTOP10入りは新人アーティストでは今年最速です。1988年6月20日テキサス州ヒューストン生まれ。10代はYouTubeにダンスやラップの動画をアップするのが好きだったようですが、この曲はこの曲を使った“Whip Dance”の動画が受けて急上昇しているようです。ストリーミングが10位から3位、デジタル・セールスが11位から4位となっております。
44位には64位から上がったブレイク・シェルトンの「Sangria」が上昇中です。アルバム『Bringing Back The Sunshine』からサード・シングルです。カントリー・ソングスではこのアルバムから「Neon Light」が3位、「Lonely Tonight」が2位とヒット。この曲も11位から4位に上がって上昇中です。カントリーでは23曲目のTOP10ヒットとなりました。
82位にはマライア・キャリーの新曲「Infinity」が初登場しました。HOT100では47曲目のチャートインです。これまでの18曲のHOT100でのNo.1ヒットすべて(「Someday」はMTVアンプラグド・バージョン)とこの曲を収録したアルバム『#1 To Infinity』からのカットです。