Herb Alpertが奥様の元Sergio Mendes & Brasil 66のLani Hallとブルーノート東京にて2015年4月に来日公演♪を行う!!
嬉しいニュースでしたが、公演は9月に延期・・・
そして9月4日(金)、今回は19時30分開演のワン・ステージです。
開演予定時刻になっても、登場せず・・・
実は日本の洋酒のCMに出られていた頃にも予定されていた来日公演が中止になったことがあり、少し心配な気持ちにもなってきたのでした。・・・
そういった中、15分くらい回ったところでしょうか、ライトダウンでメンバー登場!!
ドラムスはシンプルなセットの、Michael Shapiro
ベースは6弦ベースを抱えたRick Jamesを思わせる容姿のHussain Jiffry
ピアノはスタニスラフ・ブーニンを思わせるBill Cantos
かなりの実力派揃い、演奏がスタートして・・・
Herb Alpert & Lani Hall
仲睦まじく登場!!
1曲目はアルバムI Feel YouでカバーしているVan MorrisonのMoondance♪
Herbさんは、トランペットにミュートを付け、中央のやや低い位置のマイクで音を拾っているよう、何となくBarbra Streisandも思わせる髪型の元Brasil 66のLaniさんの歌はパワフル!!
続いてHerbさんのChattanooga Choo-Choo♪
Laniさんはブラジルのマークの付いたマラカスを振っていて、
そのLaniさんが歌う、Brasil 66時代のO Pato♪、メンバー全員がコーラスをつけています。!!
Herbさんここで開口
「コンバンワ、イソガシイトコロヲ、キテクレテ、アリガトウゴザイマス・・・」
何と日本語で!!そして・・・
「英語を話せる人はいるのか?・・・」
何人かが手を上げる中、曲はパワフルなリズム・セクションから、お馴染みのBessame Mucho♪
Laniさんの歌で、Don’t Go♪
Fred Astaireでお馴染みのLet’s Face The Music And Dance♪が続いたところで、心地よいトランペット音で、Fly Me To The Moon♪
歌とトランペットが交互、さすがに夫婦、息もピッタリといったところでしょう。
ここで、Herbさんがお馴染みのメロディを・・・
Rise♪
ベースとピアノの音は入って、盛り上がってきましたが・・・
短く、ここはメドレーで、The Lonely Bull♪、Mexican Shuffle♪、Tijuana Taxi♪、A Taste Of Fire♪と続き、Bittersweet Samba♪に場内は歓声です。
「オールナイトニッポンに40年間使われているようだけど、アルバム内の1曲だったんだよ・・・」
なんとHerbさん自身から、「オールナイトニッポン」という名前が出て、客席の皆さんは大喜び!!
今度はLaniさんのBrasil 66時代のメドレー、先ずはピアノのイントロから
BeatlesのDay Tripper♪、多くの人も歌っているThe Look Of Love♪、お馴染みThe Fool On The Hill♪、Like A Lover♪、Pretty World♪
そしてやはりこれ!!、Mas, Que Nada♪
ラテン・フレーバーたっぷり、といった感じ、後半はHerbさんのトランペットがフィーチャーです。
「41年間夫婦をやっているよ・・・」
と言って、語りかけるようなHerbさんの歌で、I’ve Grown Accustomed To Her Face♪
後半はトランペット、そして自身でもヒットさせたThis Guy’s In Love With You♪のメロディーを加えていました。
再びHerbさんのトランペットで、Come Fly With Me♪
Laniさんの歌うModa De Viola♪、途中からHerbさんのトランペット!!
今度はHerbさん、お馴染みのBegin The Beguine♪
そしてLaniさんの歌う、I’ve Got You Under My Skin♪が続き、ここではピアノのBillのスキャットもしっかり聴けて、楽しい時間となりました。
ここで改めてメンバー紹介、HerbさんはわざとLaniさんをトランペットと紹介していました。
まだ続き、割と新しいアルバムSteppin’ Outに収録のPuttin’ On The Ritz♪
Herbさんのトランペット中心ですが、メンバーもノッています。
ここでAntonio Carlos Jobimメドレー、曲はLaniさんの歌う、Agua De Beber♪、HerbさんのトランペットをフィーチャーしたCorcorvido♪、Waters Of March♪、One Note Samba♪、Laniさんの歌とHerbさんのトランペットは交互にフィーチャー!!
Blue Note Tokyoでは多くのアーティストがプレイするナンバーだけにウケも良かったようです。
そのHerbさんのトランペットから、曲はNight And Day♪
Laniさんの歌をフィーチャーした後は、ベース、ピアノ、ドラムスのソロも!!
大いに盛り上がったところで、もう一度、Bittersweet Samba♪
最高潮に達しました。!!
「もう1曲、良いか!?・・・」
と言って、La Vie En Rose♪
この邦題の通り、まさに「バラ色の人生」といった気分!!
場内は一斉にスタンディング・オベーションとなり、
1時間40分の最高に楽しい時間は幕となりました。!!
今回、Herb Alpertの日本公演ということでは、なんと48年ぶりのものだったそうです。
バンドのメンバーも上手い人ばかり、曲も誰もが馴染んでいるようなものばかりで本当に楽しい時間でした。
そして41年間連れ添ったHerbさんとLaniさん、深い愛に溢れていて、そんなところからも暖かい愛ある音楽が生まれてくるんだな・・・とそんなことも実感した一夜でした。