故Jon Lordの遺志を尊重、David CoverdaleはWhitesnakeとして、自身のDeep Purple在籍時のナンバーをセルフカバーしたThe Purple Albumをリリース!!
そしてそのアルバムを引っさげてのツアーでの来日公演!!
日本中に深紫の旋風を巻き起こして、11月2日(月)
最終日は東京国際フォーラムホールAです。
東京で最終日ということで、ほぼ満場の東京国際フォーラムホールA
定刻19時を10分くらい回ったところで、BGMがお馴染みThe WhoのMy Generationに!!
大音響のBGMの中でメンバー登場!!
ドラムスがお馴染み、Tommy Aldridge、ギターがReb Beach、ベースがMichael Devin
そしてもう一人のギターが、10年以上在籍していたDoug Aldrichの代わって、元Night RangerのJoel Hoekstra、キーボードも新加入のMichele Luppi
そしてロゴマークもバックプリントされたジャケットを羽織って・・・
David Coverdale登場!!
マイクスタンドを振り上げて、お馴染みのポーズ、そしてあのイントロ!!
Burn♪
場内は早くも最高潮!!いわばDavid Coverdaleの出世作!!
近年はWhitesnakeでもよくプレイしているのですが、今回は再レコーディング後だけに意気込みも違うようです。
途中のサビの部分ではDavidはRebとハモっていました。
続いて、やはりDeep Purple時代のStormbringer♪、Whitesnakeとしては曲の途中に挿入されることはありましたが、フルでは今回初めて、やはりPurpleファンが多い客席は熱狂です。
そして、Love Ain’t No Stranger♪、ここは従来のWhitesnakeの世界!!
客席にマイクを向けて、歌わせるところはもうお馴染みです。
再びDeep Purple時代のThe Gypsy♪、Davidは今回、Deep Purple時代の埋もれた名曲を掘り出しているといった感じ、でもやはりWhitesnake、お馴染みGive Me All Your Love♪では、場内も一斉に歌います。
Davidは開口
「40年前に戻って・・・Jon Lord、Tommy Bolinに捧げる・・・」
You Keep On Moving♪、最初は静かに、そして盛り上がる!!
蘇った第4期Deep Purpleです。
曲はハードなギターからAin’t No Love In The Heart Of The City♪
いわば初期のWhitesnakeからの定番曲、途中の部分を観客が合唱するのも当時からずっと行なわれています。
これに続いてはギター・ソロ、先ずはReb
タイトな音で思い切り早弾きを聴かせ、そして華やかなレスポールを抱えたJoelにチェンジ
こちらは早弾きですが、Amaging Graces♪を入れるなどメロディアスな部分もありました。
メンバーが戻り、Davidは紫のシャツに衣装替え、Rebがハードに奏でるギターから、Mistreated♪
第3期Deep Purpleの代表曲、Ritchie BlackmoreもRainbowとなってからもやっていた数少ないナンバーの一つ、そしてDavidも初期のWhitesnakeでは歌っていましたが、今回久々に登場!!
以前より力強くなった感じ、と同時にRitchie Blackmoreとの再共演を示唆した印象も受けました。
一転してベースのMichaelがハーモニカ、ということは・・・
You Fool No One♪
こちらも第3期Deep Purpleのナンバー、軽快にステージを動き回るDavid、そしてスポットはドラムスのTommyへ・・・
メンバーは引き下がり、お馴染みのツイン・バスのTommyのソロ、途中スティックを客席に投げた後は素手で!!
和太鼓を思わせる重量感のあるビート、メンバーが戻り、You Fool~♪に!!
Davidは黒のシャツに変わっていました。
今度はJoelがアコースティック・ギターを持って登場、Soldier Of Fortune♪
こちらも少し歌ったことがありましたが、完全版で復活!!満場のファンは聴き入っていました。
ステージもクライマックスへ、「質問がある!!」とDavid
Is This Love♪
Tommy以外のメンバーが全てコーラスをつけるところも彼らの強みです。
続いてFool For Your Loving♪、彼らがいかに定番となっている曲が多いかが伺えます。!!
そして曲のエンディングと同時に、キーボードのイントロ!!
場内絶叫!!
Here I Go Again♪
Davidはマイクを客席に、メンバーはドライヴ感のあるプレイ!!
サビの部分では観客は一斉に拳を振り上げ、Tommyの激しいドラミングから、Rebのギター・ソロ!!
さすがに最大のヒット曲!!最高潮でエンディングとなりました。!!
アンコールに登場!!
曲は勿論、アンコールの定番Still Of The Night♪
観客も一緒に歌います。Zeppelinを思わせるフレーズは本当に気持ちが良いもの!!
Davidは謝辞を言って、Still Of The Night!を連呼!!
これで終わり・・・
・・・と思いきや、なんとTommyが叩き出して、ギターが入り!!
Bad Boys♪
最大のヒット・アルバムに収録、オープニングも多かったナンバー!!
予想外のナンバーに場内絶叫!!
Children Of The Night♪を途中に挿入、場内は最高潮!!
Davidの声もかなり荒れた気はしましたが、そんなことはどうでもよく!!
力を使い果たした!!といった感じでエンディングとなりました。!!
最後は整列して挨拶、Davidは立ち去りましたが、他のメンバーは残って客席側を撮影・・・\(^o^)/
場内ではエンディングBGMであるWe Wish You Well♪が流れ、深紫に色づけられた白蛇の2時間はここで幕を閉じました。・・・
今回、The Purple Tourということで、半分がDavid Coverdale在籍時のDeep Purpleナンバーでしたが、基本的なWhitesnakeのフォーマットはそのまま、それが良かったです。
それにしてもHere I Go Again♪という絶対的なヒット曲があるのは彼らの強みでしょう。(後にも先にもDeep Purple関係者で全米No.1はそれだけ!!・・・)
そしてメンバーほぼ全員がコーラスをつけるという、歌を大切にしていること、勿論リーダーがシンガーということもあるでしょうが、これがHR/MMの枠を通り越した人気を得ている要因と思っています。
さてRitchie BlackmoreとDavid Coverdaleとの共演も勿論興味はありますが、今後もWhitesnakeもずっと続けてほしい、そう願っている次第です。