★バウアー、アデルに次ぐ記録とは？
★コラボの１位でもリアーナ記録更新
★「Work」ソングの１位、２位
★いつのまにかトーマス・レット歴代３位の１位週数に
★違うアーティストで最高位１位と最高位１００位を記録した曲
★１０週以上１位のアルバムを２枚以上持っているのは５組だけ！！
★１０週以上１位のシングルを収録したアルバムも１０週以上１位はたった３枚だけ！！
★訃報：ジョーイ・フィーク、ジョージ・マーティン
３／１２付。今週のビルボード・シングル・チャートから。
今週の第１位はリアーナ・フィーチャリング・ドレイクの「Work」です。２週連続第１位。アメリカ生まれ以外のアーティストの１位独占も３４週連続となりました。今週はストリーミングが思いっきり伸びました。４６５０万ストリームスを記録してこちらも２週連続第１位。ストリーミングの集計をスタートした２０１３年以降で１週間にこれ以上のストリームスを記録した曲はたった２曲しかありません。１曲は週間ストリームス数歴代１位のバウアー「Harlem Shake」。２０１３年３月２日に１週間に１億３００万ストリームスを記録してＨＯＴ１００で初登場１位を記録しました。この曲は４６５０万以上を合計４週間記録しています。もう１曲はアデルの「Hello」。昨年１１月１４日に６１６０万ストリームスを記録して初登場１位。４６５０万以上はもう１週記録して合計２週間記録しています。「Work」はデジタル・セールスが１６９，０００ダウンロードで１位。ラジオ・ソングスもいい調子です。１０位から５位に上がりました。
リアーナはドレイクとのコラボで２曲目の１位なんですが、エミネムともコラボした２曲も１位になっています。このようにコラボして２曲１位になった相手が２人いるのはリアーナだけ。以下がコラボで２曲１位を記録したアーティストです。
* Puff Daddy & Mase:
Can’t Nobody Hold Me Down / Puff Daddy featuring Mase (97/3/22-4/26)
Mo Money Mo Problems / The Notorious B.I.G. featuring Puff Daddy & Mase (97/8/30-9/6)
* Jennifer Lopez & Ja Rule
I’m Real / Jennifer Lopez featuring Ja Rule (2001/9/8-9/22, 10/20-10/27)
Ain’t It Funny / Jennifer Lopez featuring Ja Rule (02/3/9-4/13)
* Kanye West & Jamie Foxx
Slow Jamz / Twista featuring Kanye West & Jamie Foxx (04/2/21)
Gold Digger / Kanye West featuring Jamie Foxx (05/9/17-11/19)
* Nelly Furtado & Timbaland
Promiscuous / Nelly Furtado featuring Timbaland (06/7/8-8/12)
Give It to Me / Timbaland featuring Nelly Furtado & Justin Timberlake (07/4/21-4/28)
* Eminem & Rihanna
Love the Way You Lie / Eminem featuring Rihanna (10/7/31-9/11)
The Monster / Eminem featuring Rihanna (13/12/21-14/1/11)
* Rihanna & Drake
What’s My Name? / Rihanna featuring Drake (10/11/20)
Work / Rihanna featuring Drake (2016/3/5- )
また、「Work」という単語が入ったＮｏ．１ソングは４曲目だそうです。２位は２曲ありました。
１位：
* We Can Work It Out / Beatles (66/1/8-1/15, 1/29)
* Medley: Intro Venus/Sugar Sugar/No Reply/I’ll Be Back/Drive My Car/Do You Want To Know A Secret/We Can Work It Out/I Should Have Known Better/Nowhere Man/You’re Going To Lose That Girl/Stars On 45 / Stars On 45 (81/6/20)
* Firework / Katy Perry (10/12/18-11/1/1, 1/15)
２位：
* Working My Way Back To You/Forgive Me, Girl / Spinners (80/3/29-4/5)
* Work It / Missy “Misdemeanor” Elliott (02/11/16-03/1/18)
さて、先週７位でこれまで１位から７位まで順番に降りてきたアデルの「Hello」ですが、今週はなんと８位です！！もしこの後９位あるいは１０位を記録したら、１曲でＴＯＰ１０の９ポジションを記録した曲をご紹介しましょう。
下の方では、ネリーもカバーしてＨＯＴ１００に入ったトーマス・レットの「Die A Happy Man」（最高位２１位）が３５位から３９位に下りましたが、カントリー・ソングス・チャートでは１６週目（連続１５週）の第１位です。１９５８年にスタートしたこのチャートで１位１６週は歴代３位となりました。
１位 ２４週 Cruise / Florida Georgia Line (2012-13)
２位 １９週 Walk On By / Leroy Van Dyke (1961)
３位 １６週 Die A Happy Man / Thomas Rhett (2015-16継続中)
３位 １６週 Love’s Gonna Live Here / Buck Owens (1963)
またＨＯＴ１００では６６位から５４位上昇中のキース・アーバン「Break On Me」がカントリー・エアプレイ・チャートで１９曲目の第１位になりました。すでにリリースされてそのチャートで最高位２位を記録した「John Cougar, John Deere, John 3:16」とともに収録される待望のニュー・アルバム『Ripcord』の発売に合わせて『Ripcord World Tour』が６／２のカンザス・シティからスタートするそうです。アルバムはまだ発売日が決まっていませんがそれまでには発売されるということですね。オープニング・アクトは要注目女性カントリー・シンガーのマーレン・モリスとブレット・エルドリッジです。カントリー・エアプレイチャートでの１位獲得ランキングは以下の通りです。チャートは１９９０年にスタートしました。
１位 ２７曲 Tim McGraw
２位 ２６曲 Kenny Chesney, Alan Jackson, George Strait
５位 ２１曲 Blake Shelton
６位 ２０曲 Brooks & Dunn, Toby Keith
８位 １９曲 Keith Urban, Brad Paisley
１０位 １８曲 Garth Brooks
ＨＯＴ１００に戻りましょう。８８位にはディスターブドの「The Sound Of Silence」が初登場。１９６６年に１位になったサイモン＆ガーファンクルのカバーです。この曲は１９７１年にピーチズ＆ハーブのバージョンが最高位１００位を記録しています。このように違うアーティストによって最高位１位と１００位を記録した曲をご紹介します。
* Michael: Highwaymen (61/1), Steve Alaimo (63/100)
* Eve of Destruction: Barry McGuire (65/1), Turtles (70/100)
* The Sound of Silence: Simon & Garfunkel (66/1), Peaches & Herb (71/100)
* Royals: Lorde (13/1), Taylor John Williams (14/100)
* House of the Rising Sun: Animals (64/1), Kimberly Nichole (15/100)
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３／１２付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/sny517595
今週の第１位もアデルの『25』です。セールスは１０万ＥＡＵ（実売８１，０００枚）。これで１０週目の第１位となりました。
ビルボード２００では２０００年以降で１０週以上の１位を記録したアルバムは５枚です。そのうちアデルとテイラー・スウィフトが２枚ずつ記録しているんですね。
* Fearless / Taylor Swift（２００８年発売１１週１位）
* 21 / Adele（２０１１年２４週）
* Frozen / Soundtrack（２０１３年１３週）
* 1989 / Taylor Swift（２０１４年１１週）
* 25 / Adele（２０１５年１０週継続中）
モノラルとステレオに分かれていたアルバム・チャートが統一されたのが１９６３年８月１７日。それ以降で１０週以上１位を記録したアルバムを２枚以上持っているアーティストはたった５組しかいませんでした。
* ビートルズ：４枚
Meet the Beatles!（１９６４年発売１１週１位）
A Hard Day’s Night（６４年１４週）
Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band（６７年１５週）
Abbey Road（６９年１１週）
* モンキーズ：２枚
The Monkees（６６年１３週）
More Of The Monkees（６７年１８週）
モンキーズはこの２枚のアルバムで６６年１１月１２日から６７年６月１０日まで３１週連続で１位を独占しました。
* ホイットニー・ヒューストン：３枚
Whiteny Houston（８５年１４週）
Whitney（８７年１１週）
The Bodyguard/Soundtrack（９２年２０週）
* テイラー・スウィフト：２枚
Fearless（０８年１１週）
1989（１４年１１週）
* アデル：２枚
21（１１年２４週）
25（１５年１０週）
さらにもう一つ記録があります。アデルはアルバム『25』が１０週１位、シングル「Hello」も１０週間の１位を記録しています。このように１０週以上１位を記録したシングルを収録したオリジナル・アルバムも１０週以上１位を記録したケースは、たった３回しかありませんでした。
* ホイットニー・ヒューストン：
シングル：I Will Always Love You（９２年１４週）
アルバム：The Bodyguard soundtrack（９２年２０週）
* サンタナ：
シングル：Smooth (featuring Rob Thomas)（９９年１２週）,
Maria, Maria (featuring The Product G&B)（００年１０週）
アルバム：Supernatural（９９年１２週）
* アデル：
シングル：Hello（１５年１０週）
アルバム：25（１５年１０週）
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。ＥＡＵは換算枚数をあらわしています。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/epic510337
今週のＴＯＰ１０内初登場は１枚です。
第４位に初登場したのがラッパー、ヨー・ガッティの『The Art Of Hustle』です。１９８１年５月１９日テネシー州メンフィス生まれの３４歳。２０１３年の『I Am』（最高位７位）以来のＴＯＰ１０入りです。Ｒ＆Ｂヒップホップ・アルバム・チャートでは意外にも初の第１位でした。
さて、先週初登場４位、今週は８位にダウンしていますが、クリスチャン・アルバム・チャートでは２週連続第１位、カントリーでは先週の初登場１位から今週は２位のジョーイ＋ローリー『Hymns』。先週のこのコーナーでこの夫妻の奥さん、ジョーイ・フィークが末期がんであることをお伝えいたしました。両親、夫、そして２歳の娘に別れを告げた後彼女は深い眠りにつき、３／４に亡くなりました。彼女の死去が伝わると、多くのカントリー歌手やカントリー・ステーション、グラミー賞を主宰するナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスからも追悼の言葉が送られています。４０歳でした。ご冥福をお祈りします。
訃報です。ビートルズの作品などのプロデュースなどで有名なジョージ・マーティンが亡くなりました。９０歳でした。このことに関する詳細は次回ご案内いたします。ご冥福をお祈りします。
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