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7/6付。今週の全米アルバムチャートから。
今週はTOP10内に4枚が初登場しましたが、すべてR&Bアーティストで1位から4位までが初登場です。ということで今週のR&Bヒップホップ・アルバムチャートと上位4枚は同じアルバムとなりました。
まず第1位は327,000枚のセールスでカニエ・ウエストの『Yeezus』。UKでは2007年『Graduation』以来2枚目の1位とのことですが、アメリカではデビュー・アルバム『The College Dropout』が最高位2位でその次のアルバムから6枚連続1位なんです。ラップ・アーティストとしてNo.1アルバム6枚は、エミネム、NASと並んで歴代2位タイ。歴代1位は12枚のNo.1アルバムを持っているジェイZです。カニエ・ウエストはR&Bではデビュー・アルバムも1位なのでデビューから7枚連続1位という大記録を打ち立てました。これまで6枚連続1位でアリシア・キーズと並んでいましたが単独1位です。R&Bチャートでデビューから5枚以上連続1位の記録を続けているのはこの2人だけです。
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第2位はジェイ・コールの『Born Sinner』。2位ですがなんと297,000枚も売れました。惜しかったですね。HOT100では今週23位の「Power Trip」(フィーチャリング・ミゲル)が今週R&Bヒップホップ・エアプレイで彼自身初の1位になりました。またHOT100では74位に初登場したセカンド・シングルの「Crooked Smile」はTLCがフィーチャリングされています。ところでTLCの「Waterfalls」で亡くなったレフト・アイのヴォーカルを安室奈美恵に変えて収録されたバージョンには、レフト・アイの遺族が激怒していたり、アメリカのファンの間では残念ですがあまり評判が良くないらしいです。
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第3位はマック・ミラーのセカンド・アルバム『Watching Movies With The Sound Off』が102,000枚のセールスで初登場。
第4位はケリー・ローランドの4枚目のスタジオ・アルバム『Talk A Good Game』が初登場しました。
今週の注目は第7位!先週の順位は80位でした。ハンター・ヘイズの『Hunter Hayes』。これまでの最高位17位を一気に更新して初のTOP10入りです。何が起きたか?
5曲を加えた『Hunter Hayes Encore Edition』が発売されました。これが元のアルバムと合算されて集計されたので思いっきり上がったという結果になりました。カントリー・アルバム・チャートでは、23位から一気に1位になりました。登場89週目でのNo.1はカントリー・アルバム・チャートでの1位到達スロー記録を思いっきり更新しちゃいました。これまでは99年に51週目に1位になったディクシー・チックスの『Wide Open Space』でした。
さて、ビルボードによりますと先週第1位のアルバム、ブラック・サバスの『13』ですが、これがアルバム・チャートでの1000枚目のアルバムだったとのことです。アルバム・チャートが毎週発表されるようになったのが、1956年3月24日。最初の1位はハリー・ベラフォンテの『Belafonte』でした。この日からカウントすると『13』は927枚目のNo.1アルバム。ではいつからのカウントで1000枚目なのか。アルバム・チャートはそれ以前は毎週ではなく、変則的に発表されていました。初めてアルバム・チャートとして発表されたのが1945年3月24日。最初の1位はキング・コール・トリオの『King Cole Trio』。ここからカウントすると1000枚目になるそうです。この間にビング・クロスビーの『Merry Christmas』は45年に初登場した後、46年から50年まで毎年と57年にクリスマス・シーズンになると再登場しましたが、これは1枚としてカウントされています。
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7/6付。今週の全米シングルチャートから。
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今週も第1位はロビン・シック・フィーチャリング・T.I.+ファーレルの「Blurrd Lines」。3週連続で1位です。UKでは4週目の1位となって今年に入ってからのセールスで見るとダフト・パンクの「Get Lucky」の97万枚に次いで71万枚のセールスとのことです。アメリカでは今週424,000ダウンロードで4週連続デジタル・ソングス・チャートで1位。エアプレイでは4位から3位、ストリーミングでも5位から3位に入りました。まだまだ1位は続きそう。
最高位更新のスロー記録を更新中のイマジン・ドラゴンズ「Radioactive」ですが、今週登場43週目で最高位3位を記録しました。ロック・ソングス・チャートでは14週連続第1位。
そして今週登場38週目にしてこちらも最高位を更新したのが6位から4位に上がったフロリダ・ジョージア・ライン・フィーチャリング・ネリーの「Cruise」。38週目の最高位更新はこの記録の2番目のスロー記録(タイ記録)です。カントリー・ソングス・チャートでは17週目の第1位。これはマーガレット・ホワイティング&ジミー・ウェイクリー「Slipping Around」(49年)、ウェブ・ピアース「Slowly」(54年)、エルヴィス・プレスリー「Heartbreak Hotel」(56年)と並んで1位週数記録で歴代8位タイです。(歴代1位は21週が3曲。)
今週はTOP10に2曲入りました。先週の27位から一気に5位にあがったのがマイリー・サイラスの「We Can’t Stop」。ストリーミング・ソングスで28位から一気に1位になったことが大きく順位を上げる要因になりました。今年からチャート集計の要素のひとつとなったストリーミングはこうなると本当に侮れません。7曲目のTOP10ヒットです。さらに先週11位から8位にあがったのがブルーノ・マーズ、11曲目のTOP10入りの「Treasure」です。
今週は85位にブリトニー・スピアーズの「Ooh La La」が初登場です。7/31全米公開のアニメ映画『スマーフ2』の主題歌です。98年11月に「…Baby One More Time」でHOT100に登場してから14年半。30曲目のチャートヒットです。
7/7に12枚目のスタジオ・アルバムとなる『Magna Carta…Holy Grail』が発売になるジェイZですが、それを記念してかビルボードはHOT100でのジェイZのオールタイムTOP20を発表していましたのでご紹介します。HOT100には合計72曲をエントリー。TOP10=19曲は、リュダクリスとリル・ウェインの18曲を抑えてラップ・アーティストとしては歴代1位の曲数です。
20位 Change Clothes / Jay-Z (2003年最高位10位)
19位 Deja Vu / Beyonce Feat. Jay-Z (06/4)
18位 I Just Wanna Love U (Give It 2 Me) / Jay-Z (00/11)
17位 Clique / Big Sean, Jay-Z and Kanye West (12/12)
16位 Young Forever / Jay-Z Feat. Mr. Hudson (10/10)
15位 Can I Get A… / Jay-Z Feat. Amil & Ja Rule (99/19)
14位 Excuse Me Miss / Jay-Z (03/4)
13位 I’ll Be / Foxy Brown Feat. Jay-Z (97/7)
12位 Izzo (H.O.V.A.) / Jay-Z (01/8)
11位 Fiesta (Remix) / R. Kelly Feat. Jay-Z (01/6)
10位 Dirt Off Your Shoulder / Jay-Z (04/5)
9位 Frontin’ / Pharrell Williams Feat. Jay-Z (03/5)
8位 Heartbreaker / Mariah Carey Feat. Jay-Z (99/1)
7位 Ni**as in Paris / Kanye West and Jay-Z (12/5)
6位 ’03 Bonnie & Clyde / Jay-Z Feat. Beyonce (02/4)
5位 Run This Town / Jay-Z Feat. Rihanna & Kanye West (09/2)
4位 Suit & Tie / Justin Timberlake Feat. Jay-Z (13/3)
3位 Umbrella / Rihanna Feat. Jay-Z (07/1)
2位 Empire State of Mind / Jay-Z Feat. Alicia Keys (09/1)
1位 Crazy In Love / Beyonce Feat. Jay-Z (03/1)