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4/20付。今週の全米アルバムチャートから。
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今週も第1位はジャスティン・ティンバーレイク『The 20/20 Experience』。3週連続第1位は昨年のテイラー・スウィフト『Red』以来ですが、男性ソロとなると2010年7月10日から3週間1位だったエミネム『Recovery』以来です。今週は139,000枚のセールスでした。来週はパラモアの再活動後第1弾アルバムが1位になりそうです。
今週はTOP10内初登場が4枚。
第2位はカントリー・アルバム・チャート初登場1位のバンド・ペリー『Pioneer』。129,000枚のセールス。もうちょっとで1位でした。デビュー・アルバムの前作『Band Perry』は最高位4位でした。でもポップでも人気のグループに成長しています。今回はACMでの新曲「DONE.」のパフォーマンスも効きました。
第3位はラップ・アルバム・チャート初登場1位のタイラー・ザ・クリエイターのセカンド・アルバム『Wolf』。ロス・アンゼルス出身。1991年3月6日生まれのまだ22歳です。20歳の時に発表したファースト・アルバム『Goblin』は最高位5位。こちらも人気上昇中です。
そしてTOP10入りがこれで6枚目になったニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックの『10』が第6位に初登場。スタジオ・アルバムでは『The Block』(2008年2位)、『NOTBSB』(2011年7位)と3作連続のTOP10入りです。
もう1枚、第7位に初登場したのがロック・アルバム・チャート初登場1位のキルスウィッチ・エンゲージの『Disarm The Descent』。1991年に結成されたニュー・ヨーク出身の5人組メタルコア・バンド。5枚目の前作に続いてのTOP10入りです。今年はフジロックに来ます!
ところで『Believe』が95位、『Believe: Acoustic』が102位に入っているジャスティン・ビーバーですが、統計情報会社のStatista社の調査によると、現在世界一とされているジャスティン・ビーバーのツィッターのフォロワー数3700万人のうちおそよ53%はフェイク、つまり休止アカウントやスパムで、これを除くと正味1780万人だと発表されました。同様にレディ・ガガは発表されている3590万フォロワーのうち、正味が1900万、オバマ大統領は2940万のうち正味は1500万弱のようです。正味で比べるとレディ・ガガが世界一になりますね。
また、『19』が145位、『21』が31位に入っているアデルですが、サンデー・タイムズが毎年発表しているUKの最もリッチなミュージシャン・ランキングで、30歳以下で堂々1位になりました。これは総資産を推計して発表しているそうですが、1ポンド=150円で計算するとアデルの資産は45億円。2位がシェリル・コールで21億円。ワン・ダイレクションのメンバー5人はそれぞれ7億5000万円で17位でした。UKのオール・アーティストでは1位はダントツでポール・マッカートニの1020億円、2位がアンドリュー・ロイド・ウェバーの930億円とケタ違いの資産ですね。
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4/20付。今週の全米シングルチャートから。
今週の第1位はブルーノ・マーズの「When I Was Your Man」です。ピアノ/ヴォーカル・スタイルの曲での1位は1958年以降のHOT00の歴史で、アデルの「Someone Like You」に続いて2曲目。アデルは自身がヴォーカルでピアノはダン・ウィルソンでした。この曲はブルーノ・マーズ自身の弾き語りです。今週はアマゾンMP3での0.69ドルセールも効いて34万ダウンロードとデジタル・ソングス・チャートで1位になりました。通算5曲目の1位ですが、最初の1位の曲がチャートに登場してから5曲目の1位が誕生するまでの期間が3年2ヶ月1週間で、これはHOT100史上男性ソロでは2番目の早さとのことです。1番目はエルヴィス・プレスリー。ただし、エルヴィスの場合は、HOT100以前の分をカウントしませんので期間は59年の「A Big Hunk O’ Love」から61年の「Surrender」までで2年7ヶ月3週間。HOT100以前のTOP100時代では56年「Heartbeak Hotel」から57年「Teddy Bear」まで5曲のNo.1を1年4ヶ月2週間で達成しています。こちらの記録の方がしっくりきますね。HOT100でこの記録を見ると女性アーティストの最短5曲No.1達成はマライア・キャリーで1年4ヶ月1週間。グループではビートルズで「I Want To Hold Your Hand」から「A Hard Day’s Night」までわずか6ヶ月2週間で達成しました。この記録はちょっと破られないでしょう。
ということで、マックルモア&ライアン・ルイス・フィーチャリング・ワンズの「Thrift Shop」は今週2位へダウン。でもレイ・ダルトンをフィーチャリングした次の曲「Can’t Hold Us」が早くも今週7位へ上がってきました。
気になるバウアーですが、今週は4位から下がって6位です。ストリーミング・ソングスチャートでは前週比31%ダウンながら、970万ストリームスで8週連続の1位を保っていますが、来週はこちらも1位から落ちそうです。今週からビルボードはストリーミング・ソングス・チャートのジャンル別チャートTOP25を発表しています。すでにYouTubeデータをHOT100に反映した週から各ソングス・チャートには反映されています。発表されたのは、カントリー、R&B/ヒップホップ、ラップ、R&B、ロック、ラテン、ダンス/エレクトロニックの7部門です。
今週TOP10で目立ったのは8位にリエントリーしたこの曲、「Cruise」です。アーティストは第48回ACMアワードで“New Vocal Duo or Group of the Year”と“New Artist of the Year”を受賞したフロリダ・ジョージア・ライン。この曲は最高位16位を記録して登場週数26週ですでにチャートから消えていました。今回ACMでのパフォーマンスに加え、ネリーをフィーチャリングしたリミックスのデジタル・セールスが寄与していきなり8位に再登場。ポイントではリミックスの方がオリジナルを上回ったので「フィチャリング・ネリー」とクレジットされています。今週記録した248,000ダウンロードのうち75%の186,000ダウンロードがリミックスでした。カントリー・ソングス・チャートでは連続でチャートインしていましたが、1/26以来12週間ぶり通算6週目の第1位になりました。
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下のほうでは83位に「High School」が初登場。アーティストはニッキー・ミナージュ・フィーチャリング・リル・ウェインです。アルバム『Pink Friday: Roman Reloded: The Re-Up』に収録されています。これでニッキー・ミナージュはHOT100登場が44曲目となって女性アーティストではあの仲の良い?マライア・キャリーと並んで歴代7位タイとなりました。歴代1位はアレサ・フランクリンの73曲です。このランキングで最近のチャートに入っているアーティストをピックアップすると歴代2位に58曲のテイラー・スウィフト、3位タイに56曲でマドンナ、9位タイに41曲でリアーナがいます。オール・アーティストでは1位は206曲のグリー・キャスト、2位がこの曲で115曲になったリル・ウェイン、3位がHOT100以前を除いても108曲あるエルヴィス・プレスリーです。マライア・ファンのために付け加えておきますと、マライアは44曲中42曲がメイン・ヴォーカルの曲ですが、ニッキーは17曲でした。ちなみにこの二人のコラボレーションで「Up Out My Face」という曲をHOT100に登場させていました。2010年3月6日付、1週のみの登場で最高位100位です。
UKチャートの話。4/8にサッチャー首相が亡くなりましたが、アンチ・サッチャーがある曲をチャートの1位にしようという運動を起こしました。その曲とは1939年に録音され映画『オズの魔法使い』で使われた「Ding Dong! The Witch Is Dead (鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ)」という曲で51秒の曲です。BBCラジオ1ではこのうち5秒だけニュース番組などで流したそうですが、4/14付チャートでは5700ダウンロード差の52605ダウンロードを記録して2位でした。
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今週のおまけです。
★訃報です。アネット・ファニセロが亡くなりました。70歳でした。1942年10月22日ニュー・ヨーク州ユーティカ生まれ。13歳の時にちょうどスタートしたディズニー番組『Mickey Mouse Club』のダンスチーム“Mousketters”のメンバーとしてデビュー。一躍大人気となりこの番組には59年まで出演しました。59年からはソロ・シンガーとして活躍。HOT100には61年まで10曲をチャートイン。59、60年の2年間だけ見るとHOT100に9曲を登場させ2曲がTOP10に入りました。当時この9曲以上HOT100に入れたのは、女性では16曲入ったコニー・フランシスだけということからもその人気ぶりがわかります。「パイナップル・プリンセス」や当時恋人と噂されたポール・アンカの作品の「恋の汽車ポッポ」、「やめないで、もっと!」、「オー・ディオ・ミオ」、「恋のビーチ・パーティ」などが日本でもヒットしました。ディズニー映画や青春コメディ映画にも出演し、フランキー・アヴァロンとの共演が多くあります。しかし1987年に脳や脊髄などの中枢神経が炎症を起こして視覚障害や運動障害を引き起こす難病の多発性硬化症を発症。5年後にファンに公表し、その闘いは人生最後まで続きました。4/8、カリフォルニア州ベイカーズフィールドのマーシー・サウスウエスト病院で永眠。ご冥福をお祈りします。
☆ブルーノ・マーズの「WHen I Was Your Man」1位で、ブルーノ・マーズは5曲目の1位とお伝えしましたが、1位曲数では男性ソロ・アーティストで9位タイとのことです。HOT100ベースなのでエルヴィスの1位曲数は7曲とカウントされています。上位は以下のとおりです。
1位 13曲 マイケル・ジャクソン
2位 10曲 スティーヴィー・ワンダー
3位 9曲 エルトン・ジョン
3位 9曲 ポール・マッカートニー
3位 9曲 アッシャー
6位 8曲 ジョージ・マイケル
7位 7曲 フィル・コリンズ
7位 7曲 エルヴィス・プレスリー
9位 5曲 ディディ
9位 5曲 リュダクリス
9位 5曲 プリンス
9位 5曲 ライオネル・リッチー
9位 5曲 ブルーノ・マーズ
もうひとつ。「Man」という単語が入るHOT100でのNo.1ソングは12曲目。
(ちなみに「Woman」は7曲あります。これは来週お伝えしましょう。)
1961 Travelin’ Man / Ricky Nelson
1963 Walk Like a Man / the 4 Seasons
1965 Mr. Tambourine Man / the Byrds
1966 When a Man Loves a Woman / Percy Sledge
1972 The Candy Man / Sammy Davis Jr. With the Mike Curb Congregation
1975 Listen to What the Man Said / Wings
1977 I’m Your Boogie Man / KC and the Sunshine Band
1985 St. Elmo’s Fire (Man in Motion) / John Parr
1988 Man in the Mirror / Michael Jackson
1991 All the Man That I Need / Whitney Houston
1991 When a Man Loves a Woman / Michael Bolton
2013 When I Was Your Man / Bruno Mars