12/21 最新全米ヒットチャート解説

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最近流行りの洋楽アルバムはこちらにまとめました。全20ジャンルあります。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/americanpie/now/album.html

 
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12/21付。今週の全米アルバムチャートから。

今年も当店の年末恒例年間チャート予想クイズにたくさんの
ご応募をいただき、ありがとうございました。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/billboard2013/

こちらのページで今年の結果を発表しております。最高得点が90点!平均52点!私は45点でした。参加することに意義があるのだ!

 

 

garth2013

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さて今週のアルバム・チャート第1位は、先週4日間のセールスで3位に初登場したガース・ブルックスの『Blame It All On My Roots: Five Decades Of Influences』です。今週は146,000枚(セット)のセールスでした。ただしウォルマート限定。もちろん日本発売なし。このCD6枚、DVD2枚のボックス・セットでガース・ブルックスはアルバム・チャート1位が9作品目となりました。アルバム・チャートでのNo.1作品数でいくと歴代5位タイなんです。以下がTOP5です。

 
1位 19枚 The Beatles
2位 13枚 Jay Z
3位 10枚 Elvis Presley
3位 10枚 Bruce Springsteen
5位  9枚 Rolling Stones
5位  9枚 Barbra Streisand
5位  9枚 Garth Brooks

今週はTOP10内初登場は1枚だけ。

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それが4位に初登場したブリトニー・スピアーズの『Britney Jean』です。107,000枚売れました。8枚目のスタジオ・アルバムですが、その8枚すべてと『Greatest Hits: My Prerogative』を加えた9枚がすべて最高位が4位以内。『…Baby One More Time』でデビューしたのが1999年。それから4枚連続でアルバムが1位になって、これまでなんだかんだいろいろなスキャンダルなどでも話題になりましたが、1位6枚、2位1枚、4位2枚ですから大したもんです。人気は衰えていません。12/27のからラス・ヴェガスのプラネット・ハリウッドで8月まで断続的に36回のコンサートが決まっています。

 

今週はクリスマス・アルバムの上昇が目立っています。おもなものは以下の通りです。

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3 ←  6  Wrapped In Red / Kelly Clarkson
7 ← 29  PTXmas (EP) / Pentatonix
8 ← 16  Christmas / Michael Buble
10 ← 15  A Mary Christmas / Mary J. Blige
20 ← 69  A Family Christmas / The Piano Guys
26 ← 64  Christmas Symphony II / Mannheim Steamroller/Czech Philharmonic Orchestra
27 ← 54  A Charlie Brown Christmas (Soundtrack) / Vince Guaraldi Trio
34 ← 59  NOW Christmas / Various Artists

 

ところで、1月に来日コンサートも決まったアリアナ・グランデ。アルバム『Yours Truly』は今週51位にランキングされていますが、この度年末恒例“Dick Clark New Years’s Rockin’ Eve”の出演が決まりました。ディック・クラークが毎年開催していたビッグ・イベントですが、彼が亡き後は『American Top 40』や『アメリカン・アイドル』でおなじみのライアン・シークレストが引き継いで司会を務めています。アメリカの西地区と東地区で行われ、アリアナ・グランデは、キャピタル・シティーズ、ドートリー、フレイとともに西地区に出演。東地区にはロビン・シックやフォール・アウト・ボーイが出演し、アメリカ東部時間午後11:30から1/1午前2:12までのプログラムとなっています。

 

 
ビートルズのBBCライブ第2弾『On Air: Live At The BBC Volume 2』は今週64位ですが、1月にビートルズがかつてアメリカで発売した全LP13枚をCDボックス・セットにして発売するとの発表がありました。アメリカ盤の発売日程はまだ決まっていませんが、UK盤は1/21に出るようです。もちろん日本盤も発売されます。2014年がビートルズのアメリカ上陸50周年ということでのイベントの一環で、2/9にはCBSで2時間番組『The Night That Changed America: A Grammy Salute To The Beatles』のスペシャル・プログラムが放送されます。

 

ビートルズがアメリカに初上陸したのが1964年の2月7日。9日に人気TV番組『エド・サリヴァン・ショー』に出演して5曲披露しました。11日はワシントン・コロシアムで初コンサートを開いています。

 

ビートルズのアルバムは、アメリカではUKや日本と違って、アルバム・タイトルも収録曲目構成も違い、一部バージョンも変えて発売されています。これまで4枚ずつボックスで発売されましたが、今回は未発表アルバムも含めて一挙に発売されます。

 

 

最後にビヨンセの話。とうとうこういう日が来ました。来週のアルバム・チャートは初登場1位がビヨンセの5枚目のアルバムなんです。が、なんとCD発売は今のところ予定されておりません。iTunesのみでの発売なんです。12/13に突然発売され、3時間で8万枚売れたそうです。すごい勢いで売れていて集計たったの3日間で50万枚以上のセールスを記録しています。14曲入りですべてビデオもとったというのですから、シングルが発売されれば、ストリーミングも合わせて、またチャートを賑わすことでしょう。

 
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12/21付。今週の全米シングルチャートから。

 
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今週の第1位は4週間2位を続けていたエミネム・フィーチャリング・リアーナの「The Monster」です。エミネムにとって5曲目の第1位で、ラップ・アーティストとしてはディディ、リュダクリスと並んで最多1位獲得曲数となりました。一方リアーナにとっては13曲目の第1位です。これはすごいです。デビューからたった7年7ヶ月で13曲の1位はソロ・アーティストでは最速記録です。といっても13曲以上の1位はマライアとマイケル、そしてグループでビートルズしかいませんが。

 

HOT100 No.1ソング数(10曲以上)
1位 20 The Beatles
2位 18 Mariah Carey
3位 13 Michael Jackson
3位 13 Rihanna
5位 12 Madonna
5位 12 Supremes
7位 11 Whitney Houston
8位 10 Janet Jackson
8位  10 Stevie Wonder

 

HOT100でもクリスマス・ソングが登場しています。

 

13位に初登場したのが、人気リアリティ番組『The Sing-Off』のシーズン3で優勝したテキサス州出身の20代前半の女性1人、男性4人のアカペラ・グループ、ペンタトニックスの「Little Drummer Boy」です。曲はクリスマス・ソングの定番です。HOT100では1958年にハリー・シメオン・コーラルの13位がこれまでの最高順位で、これに並びました。デジタルでは19位ですが、ストリーミング・ソングス・チャートでの初登場2位が効いています。

そしてもう1曲。94年にエアプレイ・チャートで最高位12位を記録して、その後のチャート・ルールの変更で2000年にHOT100にも登場して、昨年は最高位21位を記録したマライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」が26位に再登場しました。こちらはデジタルで20位、ストリーミングで38位、エアプレイで46位に登場しました。

 

最後に第4回アメリカン・カントリー・アワードの授賞式が12/10、ラス・ヴェガスのマンダレー・ベイで行われ、FOX-TVで全米に放送されました。受賞者・作品をご紹介します。最多受賞はフロリダ・ジョージア・ラインで、6部門で受賞しました。

Artist of the Year: Luke Bryan

Male Artist of the Year: Luke Bryan
Female Artist of the Year: Miranda Lambert
Duo/Group of the Year: Lady Antebellum

Breakthrough Artist of the Year: Scotty McCreery
New Artist of the Year: Florida Georgia Line

Album of the Year: Based on a True Story… / Blake Shelton
Single of the Year: Cruise / Florida Georgia Line

Single by a Male: Sure Be Cool If You Did / Blake Shelton
Single by a Female: Mama’s Broken Heart / Miranda Lambert
Single by a Duo/Group: Downtown / Lady Antebellum
Single by a Breakthrough: I Drive Your Truck / Lee Brice
Single by a New Artist: Cruise / Florida Georgia Line
Single by a Vocal Collaboration: Highway Don’t Care / Tim McGraw feat Taylor Swift and Keith Urban

Great American Country – Music Video of the Year: Sure Be Cool If You Did / Blake Shelton
Music Video by a Male: Sure Be Cool If You Did / Blake Shelton
Music Video by a Female Artist: Blown Away / Carrie Underwood
Music Video by a Duo/Group/Collaboration: Highway Don’t Care / Tim McGraw feat. Taylor Swift and Keith Urban
Music Video by a New Artist: Cruise / Florida Georgia Line

Song of the Year: Highway Don’t Care / (Mark Irwin, Josh Kear, Brad Warren & Brett Warren) – Tim McGraw feat. Taylor Swift and Keith Urban

Touring Artist of the Year: Luke Bryan
Worldwide Artist: Taylor Swift