このところ、Billboard Liveの常連となっているSheena Easton
今年は暑くなってきた6月11日(水)のファースト・ステージです。
まだ明るい中、19時となり、バックのカーテンが閉まり、ライトダウンでメンバー登場!!
ギター、キーボード、ドラムス、サックスのシンプルは編成に、お馴染みのシンガー、Phillip Ingram、彼の紹介で・・・
Sheena Easton登場!!
グリーンのワン・ピース、彼女自身、割と新しいアルバムでカバーしているCan’t Take My Eyes Off You♪
奇しくも今年1月、本家のFrankie Valliが初来日公演!!そんなことからも嬉しく思いました。
続いて、大ヒットのThe Lover In Me♪、サックスもフィーチャーされます。
ここで開口、「今回は夏に来ました・・・会場にはいつも見かける顔もいるし、新しい顔もたくさんいるよう、’80年代からのヒット曲を歌います・・・恋の話は悲しい結末もあるけど、これは事実に基づいた話・・・」
そう言って、Almost Over You♪、この曲、日本では(CM曲の関係か)シングルA面ではリリースされていないのですが、人気曲、途中で拍手も起こりました。
続いてはスタンダード・アルバムNo Stringsから、Body And Soul♪、このアルバムに収録されたナンバーを歌うことも近年多いようですが、このような会場にはよく合っていて、サックスのソロもSheenaの歌を引き立てていました。
「今年は55歳になりました・・・」
(わかっているとはいえ)客席から驚きの声!!
「これが出たときにはこの年まで歌っていると思わなかったけど・・・私のセクシーな歌、聞きたい!?・・・」
そう言って、Phillipとのデュエットで、お馴染みU Got The Look♪
そして同じくPrince作のSugar Walls♪、この2曲の交互のメドレーもライヴの定番!!
The Glamorous Life♪も挿入され、時代は’80年代後期に・・・
パワフルに歌ったPhillipに、Sheenaは、「ロマンティックにいきましょうよ・・・」
と、一転して、We’ve Got Tonight♪
・・・で、ここまではいつも同じような光景ですが・・・
「45回転のシングル・レコード、覚えていますか!?・・・その時代には、改めてB面の曲をレコーディングしていた・・・」
そう紹介して、Loner♪
Sheena Eastonの初期のシングルは確かにB面がアルバム未収録曲が多かったようでした。(日本盤のLPレコードには最後にそういった曲が加えられていたこともありました。)
でもこの曲は、あまりヒットもしなかったAre You Man Enough♪のB面!!全く予想外ですが、キーボードだけのバックで熱唱、中々いい歌です。
一転して、大ヒット曲、Strut♪、こちらはCMに使われていたこともあり、お馴染み!!
Motownサウンドで育ったというPhillipとのデュエットで、昨年も歌ったAin’t Nothing Like The Real Thing♪
・・・で、ここでまた意外なことが・・・
「We’ve Got Tonght♪はカントリー・チャートに登場したけど、カントリー・ソングも好きで歌っています。これは新しい歌・・・」
そう言って、何とHunter HayesのInvisible♪
Sheenaからみたら息子くらいの若い年代の人の歌を!!
今回のライヴでの2度目のサプライズでしたが・・・そういえば、’83年の来日公演でもカントリー・チャートでヒットした曲を取り上げていました。尚、ロック色の強いアレンジだけに、ライヴに合っていたようです。
・・・さてライヴも終盤で、ドラムスのカウントから、Telefone (Long Distance Love Affair)♪、割と大人しいお客さんが多い中、乗りまくって踊りだすお客さんも!!尚、途中の間奏のところで、Sheenaがクシャミを!!(^_^;)・・・これもご愛嬌でしょう。(’83年の来日公演でもそんなことがありました。(笑))
続いては、Morning Train(9 To 5)♪、この辺りになると誰もが馴染んでいる感じ!!
そして重厚な、For Your Eyes Only♪、流れるようなメロディ・ラインにお馴染みの声・・・
今、目の前にいるこの人は、当時、破格の扱いだった新進スターだったんだな!!・・・そんなことも思っていました。
・・・
ここでいったん終了、ですが、軽快なイントロとともに戻ってきて、Modern Girl♪
「彼は『最高だったぜ!まだベッドにいたいな!』と言った・・・」
よく考えればとんでもない歌ですが(笑)最初のヒットから30年以上!!
最後は前の方のお客さんとできるだけ多く握手を交わし、80分の楽しいステージは幕となりました。
同時期に来日しているPeter Cetera同様、この人もヒット曲の多い人だけに、いつも同じようなセットになりがちなのですが・・・今回、意外な曲も登場!!これは聴きものでした。
特に忘れていたようなシングルB面曲!!これには驚きましたが、Sheena Eastonの特にデビュー当時の楽曲には、ヒット曲でないアルバム収録曲等にも、完成度の高い楽曲が収録されていました。
そしてそのような作品作りが、日本の松田聖子等に大きな影響を与えたことも忘れてはいけない!と思っています。
次回はまた別のサプライズに!!期待も膨らんでいます。!!