Asia@渋谷公会堂(2014年6月20日)

スーパー・グループ!!Asia!!

2006年にオリジナル・メンバーで再集結!!

その後、新作も発表!!またコンサート活動も!!

各メンバー、バンドの掛け持ちとはいえ(苦笑)(^_^;)最初の登場時より、長い期間充実した活動を行っていましたが・・・

2012年の来日公演直後くらいにSteve Howeが脱退を表明・・・

メンバーからすれば息子くらいの若いSam Coulsonを加え、新作Gravitasを発表!!そのメンバーによる来日公演!!

名古屋、大阪と回り、最終日は6月20日、割と最近お馴染みとなった渋谷公会堂です。

写真A

定刻19時を回り、’70年代のヒット曲がかかる中、ライトダウン!!

チャイコフスキーの1812 Overture♪が大音響で流れる中、メンバー登場!!

新しいSam Coulsonが先頭に、Carl Palmer、John Wetton、Geoff Downes・・・

お馴染みの3人が登場、ややスリムになったJohn Wettonは帽子を被っていますが、元々いい男だけに似合っています。

定位置に着いてSole Survivor♪

どちらかといえば最後が多いナンバーですが、馴染みの観客が多いためか、座っていても大盛況、Johnは早くも手拍子を煽ります。

続いて、Wildest Dreams♪、特にオリジナルの3人のプレイは慣れたもの、観客も既に拳を振り上げ、後半はお馴染みのCarlのハードなドラムス!!但しここでは短めでした。

写真 2A

ひとつ前のアルバムXXXから、Face On The Bridge♪、新加入のSamはほとんどストラトキャスターを弾いているよう、続いてオープニングが多いTime Again♪、Carlのゴングもお馴染み、ここで新作GravitasからValkyrie♪、Johnの歌から始まり、Geoffがコーラス、そしてエフェクトをかけています。まだまだ現役のAsia!!

お馴染みのJohn WettonとGeoff Downesのデュオとなって、I Know How You Feel♪、キーボードを中心としたポップなナンバーでしたが、今回はJohnがしっかり聴かせるクラシカルなバラードとなっています。

今度はJohnはアコースティック・ギターを抱え

「Brian Wilsonへのオマージュだ!!・・・」

そう言って、Voice Of America♪

(奇しくもこの日はBrian Wilsonの誕生日でした。)

Johnは楽器を持たず、人気曲The Smile Has Left Your Eyes♪、一度歌い終えてから、ベースを抱え、ギター、ドラムスが加わり、ハードな演奏に変わるところも定着してきました。

ここで、Carlの紹介で曲は、An Extraordinary Life♪、復活アルバムPhoenix収録の大作ですが、近年でもこのような名曲を作ってくれることに感激です。続いては新作よりタイトル曲のGravitas♪、新加入のSamのギターもフィーチャーされました。

さてGeoffが一人残りKeyboard Solo、Cutting It Fine♪の後半部分が中心、メンバーが戻ってきて、Days Like These♪、’90年に最初に3人で復活した時のナンバーだけに、今回やりやすいナンバーかもしれません。場内からは手拍子、続いてシングル曲Go♪、これも最初のSteve脱退時にリリースしたナンバーだけに、今のメンバーには相応しいでしょう。ここでも観客は拳を振り上げていました。

聴き馴染みのあるGeoffの奏でるイントロから、ヒット曲Don’t Cry♪、近年はキーボードだけでのJohnの歌だったのですが、このようなロック・ナンバーだけにバンドでのプレイだと盛り上がります。そして・・・

Carl PalmerのDrum Solo♪

これを待っていた!!といったファンも多そう、ツイン・バスで手足バラバラといった感じの凄まじいプレイ、シンバルの上でスティックを弾かせるのもお馴染みのプレイ、EL&Pの時代から彼のドラム・ソロはエンターテインメントなのです。

パワフルなプレイに場内一斉にスタンディング・オベーション!!

この総立ちとなったところへ、Geoffの奏でるお馴染みのイントロ!!

Only Time Will Tell♪

ということで、そのまま最高潮に!!この曲のギター、Steve以外の人はなかなか上手く弾けないのですが、Samはなかなかこなしていました。

このノリのまま、Johnの歌も叙情的なOpen Your Eyes♪

各メンバー、水を得た魚のようなプレイ、この曲で一時、引き下がりました。・・・

写真 4A

アンコールに登場!!誰もが何か分かっています。Samのギターから・・・

Heat Of The Moment♪

観客の手拍子の一体感!!気持ちがいいものです。

Johnは満場の観衆に歌うように!!そしていったん終わって、また復活、今度は観客だけの歌、最後には転調!!

最高潮で、この新生Asia公演は幕となりました。!!

写真 5A

新作をリリースしたとはいえ、Steve Howeが居ない分、不安もありました。

確かにSteveが居たらなぁ!!と思う曲もありましたが、若いSamも充分弾きこなしていて、そしてその分、他のメンバー3人も活き活きしているようにも思えました。

それにしてもHeat Of The Moment♪

WhitesnakeのHere I Go Again♪同様、この曲があることは、絶対的!!いつもながらそう実感しつつ、次回も楽しみに、会場をあとにしました。