Queen + Adam Lambert@Summer Sonic 2014

Brian MayとRoger Taylorが、今度はアメリカン・アイドル出身の人気歌手、Adam Lambertをシンガーとして活動を行うと発表したのが2012年!!

遂に待望の日本公演も決定!!Summer Sonic 2014のメイン・アクトとして!!

8月17日(日)QVCマリンフィールドでのステージ、19時頃からセッティングが進み、19時30分を少し回ったところで、Queenのシンボル・マークの幕が掲げられます。

Q1

BGMとしてアルバムMade In Heavenのボーナス・トラックだったインストゥルメンタルが流れ、19時45分頃ライトダウン!!

Queen IIのProcession♪、場内絶叫!!

Brianのギターの音が重なり、Queenファンお馴染みのイントロに・・・

Now I’m Here♪

何と1975年の初来日公演と同じオープニングで幕開け!!

Adam Lambert登場!!Brian May!!Roger Taylor!!

そしてサポート・メンバー3人、Adamはサングラスをかけています。

中央のQの形のスクリーンにはメンバーの映像が映されます。歌詞のHoopleがFreddieに変わっていました。

Brianのロックン・ロール・ギターも健在!!

続いてスピーディーにStone Cold Crazy♪、日本で聴くのは’76年以来でしょうか、重量感のあるリズムが響き、Another One Bites The Dust♪、真っ赤なライティング、Adamはサングラスを外し、Nile RodgersにインスパイアされたBrianのカッティングも冴え、そのBrianのハードなギターに続いて、メンバーのコーラスから、Fat Bottomed Girls♪、ドライヴ感のあるナンバーだけに盛り上がります。

ピアノのイントロから、In The Lap Of The Gods (Revisited)♪、Adamは中央に登場!

かつてはエンディングだったナンバー、これも’76年以来かもしれません。

続いては軽快なピアノのイントロで、Seven Seas Of Rhye♪

最初からのQueenファンにはたまらないところ、再びピアノのリズム、Killer Queen♪

ここでAdamはカウチ・ソファーに寝転がりセクシーに、中性的なイメージもある彼だけにこの演出は決まっています。最後はシャンペンを一気に飲んだと思ったら、出していました。(笑)

「このカウチ・ソファーどうだったかな!?俺が今、したいことは・・・」

そう言って、I Want It All♪、残念ながらFreddieの歌ではナマで聴けなかったナンバーをAdamが、そして後半に入るBrianの歌、激しさの中の清涼感を感じました。!!

ここでステージにはアコースティック・ギターを抱えたBrianが一人残り、日本語で

「コンニチワ、オゲンキデスカ?」

「初めて来た時から、皆さんは美しい、でも皆さんの心はもっと美しい!」

そのような嬉しいことを言って、「日本の皆さんのために書いた曲・・・」と始めたのは、勿論、Teo Toriatte♪、

「手をとりあって、このまま行こう、愛する人よ・・・」

場内大合唱、Brian自身も感激の表情で客席をカメラで撮影、初来日から40年近く経っているのに、このような優しく暖かいBrianは少しも変わっていません。

そして定番、Love Of My Life♪、Bring It Back~という場内大合唱ももうお馴染みの光景ですが、今回は2コーラス目に映像でFreddie Mercury登場!!これは感激的でした。

今度はRogerの番、トロピカルなリズムで、These Are The Days Of Our Lives♪

ドラマーということであまり前に出てこないだけに大喝采!!

ここではスクリーンに昔の映像、Freddieは勿論ですが、事実上引退しているJohn Deaconも、目頭が熱くなるものを感じます。

そしてポップなリズムが聴こえ、Under Pressure♪、David BowieのパートをRogerが歌って、Adamとのツイン・ヴォーカル、Let Me Out~、実にパワフルです。

ここでBrianが「新しいメンバー、どうかな?・・・」と、Adamを紹介!!

大声援の中、I Was Born To Love You♪

日本向けに加えられたようですが、前回と違って今回はフル・ヴァージョン、Brianのギターもたっぷり聴かせてくれました。

ここからは怒涛のQueenワールド、お馴染みの映像が登場してRadio Gaga♪

一斉の手拍子も満場での一体感を感じます。

Adamが「クレージーに思うか?」とCrazy Little Thing Called Love♪

但し彼はギターを持たず歌だけ、サポート・メンバーのピアノも軽快にBrianは少し長くソロをとっていました。

ついにお馴染みのイントロ、勿論、Bohemian Rhapsody♪

Mama~と歌いだしたのはAdam!、そしてToo Late~からは映像でFreddie!

Brianのギター・ソロを経て、映像、そしてBrianのギターとともにハードなパートへ、最後はもう一度、映像のFreddieとAdamの共演・・・

Anyway The Wind Blows~、何度見ても感動する場面でした。

Q2

アンコールは闇を劈くリズム、場内も一斉に同じ手拍子!!

今度はAdam、貴族のような衣装で登場、勿論、We Will Rock You♪

何も言うことはないでしょう。

最後のBrianのギターが終わるとピアノがブリッジして、We Are The Champions♪

場内大合唱、そして姿なきFreddieもきっと・・・まさにグランド・フィナーレとなりました。

Brian、Roger、Adamと3人が並び、God Save The Queen♪

さらには花火が上がりこの上なく感動的な光景、別れを惜しむように3人はステージを後にして行きました。

Q3

自分はFreeのAll Right Now♪はロックを代表するスタンダード・ナンバーと思っていますし、Bad Companyの大ファン、Paul Rodgersは本当に歌の上手いロック・シンガーと思っていますが、今回のAdamの方が比べものにならないくらい良かったです。

ただBrian、Rogerからみて、親子くらい年の離れた30そこそこのAdam Lambertが今後ずっと一緒に続けていくことは難しいかもしれません。

でも一番最後にGod Save The Queen♪が聴こえてくると、やはりQueenなんだ、と実感します。これはPaul Rodgersの時も同じように感じた次第です。

地球上にその姿こそありませんが、Queenとしてのステージには、Freddie Mercuryのスピリットが必ず、Brian May、Roger Taylorたちと一緒にいるのです。それを改めて確証した熱い暑い日本の夏の夜でした。!!