2015/6/6 Billboard Chart

6/6付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位はトゥエンティ・ワン・パイロッツの4枚目のアルバム『Blurryface』です。147,000EAU(換算枚数)のセールスで実売は134,000枚です。(アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。)

 

2009年にオハイオ州コロンバスで結成された2人組で、これまでの最高順位は前作で2013年にリリースされた『Vessel』の58位でした。その後ロック・フェスティバルの『ロラパルーザ』や『ボナルー』などに出演。昨年9月からスタートした『Quiet Is Violent World Tour』で人気がさらに高まって今回のニュー・アルバムでのビッグ・セールスにつながりました。2年前に来日公演を果たし、昨年はサマー・ソニックに出演している今後の活躍が注目されるアーティストです。

 

 

今週のTOP10内初登場はあと3枚です。

 

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第4位がダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで初登場1位のゼッド『True Colors』、第6位は『ザ・ヴォイス シーズン8』優勝のソイヤー・フレデリックスでデジタル・リリースの『The Voice: The Complete Season 8 Collection』がそれぞれ初登場しました。第10位に初登場したのが、4枚目のTOP10アルバムとなったジェイミー・フォックスの『Hollywood: A Story Of A Dozen Roses』です。R&Bヒップホップ・アルバム・チャートでは初登場1位で通算3枚目の1位となっています。

 
今週はビルボード・ミュージック・アワードでパフォーマンス&受賞したアーティストのアルバムが軒並み急上昇しました。シングル「Bad Blood」の急上昇も手伝ったテイラー・スウィフトの『1989』が9位から2位、メーガン・トレイナー『Title』が12位から5位、エド・シーラン『X』が13位から8位などです。8部門で受賞したテイラー・スウィフトは他に『Red』が157位から107位、『Fearless』が158位に再登場しました。

 

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また、ブラントリー・ギルバートの『Just As I Am』は53週目のチャートインで、これまで80万枚のセールス、最高位2位を記録していますが、8曲のボーナス・トラックを加えたプラチナム・エディションの発売で先週の69位から今週一気に7位へ急上昇しました。カントリー・アルバム・チャートでは先週の22位から上がって、昨年8月16日以来の5週目の第1位です。

 

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他には、ハード・ロック・アルバム・チャートで初登場1位、ロック・アルバム・チャートでは2位に初登場したのがフェイス・ノー・モアの『Sol Invictus』です。フェイス・ノー・モアはHOT100では「Epic」が90年に最高位9位を記録するなど90年代に活躍したロック・バンドでしたが、98年に解散しました。2013年に2度目の再結成をしてツアーを敢行し、今回1997年の『Album Of The Year』以来18年ぶりとなる7枚目のアルバムを発表しました。

 

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マライア・キャリーのNo.1ヒット18曲と新曲1曲を収録した『#1 To Infinity』が29位に初登場しました。20枚目のチャートインです。R&Bヒップホップ・アルバム・チャートでは2位に初登場。こちらでは22枚目のチャートインで17枚目のTOP10入りとなりました。

 
フー・ファイターズの『Greatest Hits』が先週の141位から今週は56位に急上昇しました。『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』に出演したのですが、出演日がこの番組の最終回でした。人気司会者デイヴィッド・レターマンを迎えて1983年8月にスタートしたこの番組は4263回目となる5月20日の放送で最終回となりました。ここで彼らが1997年のヒット曲の「Everlong」をパフォーマンスしたとのことです。

 
ところで、5/24に全米ツアーが始まったローリング・ストーンズですが、『Hot Rocks 1964-1971』が179位に再登場しました。1200万枚のセールス(2枚組ですから600万ユニット)で、最高位4位、252週目のチャートインです。全米ツアーは15都市を回って7/15まで続きますが、オープニング・アクトが豪華です。5/30キッド・ロック、6/17ブラッド・ペイズリー、6/20エイウォルネイション、6/23バディ・ガイ、6/27エド・シーラン、7/8ウォーク・ザ・ムーンとなっております。

 

 
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6/6付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

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今週の第1位は先週53位に再登場、VEVOでストリーミングのリリース後24時間の視聴回数記録を樹立したテイラー・スウィフトの「Bad Blood」です。ニール・セダカの75年のNo.1ヒットと同名異曲のNo.1ソングとなりました。ビルボードでは HOT100、TOP ALBUM SALES、SOCIAL 50 のチャートをもとに TOP ARTIST チャートを発表しています。今最も売れているアーティストのランキングですが、昨年の7/19にスタートしてまだ1年たっていませんが、1位獲得週数では以下の通りとなっております。今週の第1位はテイラー・スウィフトです。

 
1位 26週 テイラー・スウィフト
2位  3週 サム・スミス
3位  2週 ドレイク、メーガン・トレーナー、クリス・ブラウン、マルーン5、アリアナ・グランデ

 
つまりこの1年は、ほとんどテイラー・スウィフトの大活躍が目立つ1年なんですね。
この曲はケンドリック・ラマーがフィーチャリングされているバージョンですが、アルバムではソロ・バージョンとなっています。「We Are Never Ever Getting Back Together」、「Shake It Off」、「Blank Space」に続いて4曲目の第1位です。アルバム『1989』からは3曲目の1位ですが、1枚のアルバムから3曲の1位はアデルの『21』以来です。385,000ダウンロードを記録してデジタル・セールスで26位から1位、ストリーミングはアメリカ国内で1810万ストリームスで3位初登場、ラジオ・ソングスでは46位から15位にアップしています。デジタルは10曲目の第1位で、リアーナ(12曲)に次ぎ、ケイティ・ペリーに並んで歴代2位となりました。

 
さて、この曲のプロデューサー、ソングライターにマックス・マーティンの名前が入っています。マックス・マーティンにとってはソングライターとして20曲目の第1位となりました。20曲の内訳は、ブリトニー・スピアーズ3曲、ケイティ・ペリー8曲、ピンク2曲。テイラー・スウィフト4曲となっております。あとインシンク、ケリー・クラークソン、マルーン5がそれぞれ1曲です。また20曲の第1位は、ポール・マッカートニー(32曲)、ジョン・レノン(26曲)に次いで歴代第3位です。プロデューサーとしては18曲目の第1位となって、ジョージ・マーティン(23曲)に次いで歴代2位なんです。

 

No.1ソングで「Bad」が含まれる曲はこの曲が11曲目だそうです。全部ご紹介します。

 

Big Bad John / Jimmy Dean (1961 – 5 weeks)
One Bad Apple / Osmonds (1971 – 5 weeks)
Bad, Bad Leroy Brown / Jim Croce (1973 – 2 weeks)
Bad Blood / Neil Sedaka (1975 – 3 weeks)
Bad Girls / Donna Summer (1979 – 5 weeks)
You Give Love a Bad Name / Bon Jovi (1986 – 1 week)
Bad / Michael Jackson (1987 – 2 weeks)
Bad Medicine / Bon Jovi (1988 – 2 weeks)
U Got It Bad / Usher (2001 – 6 weeks)
Bad Day / Daniel Powter (2006 – 5 weeks)
Bad Blood / Taylor Swift feat. Kendrick Lamar (2015 – 1 week)

 

そして53位から1位になりましたが、TOP50圏外からの翌週第1位は以下の通りです。

09-2-7       97  →  1   My Life Would Suck Without You / Kelly Clarkson
08-10-25  96  →  1   Womanizer / Britney Spears
08-10-18   80  →  1   Live Your Life / T.I. Featuring Rihanna
09-2-21     78  →  1   Crack A Bottle / Eminem, Dr. Dre & 50 Cent
12-9-1        72  →  1   We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift
08-9-6      71  →  1   Whatever You Like / T.I.
07-5-12    64  →  1   Makes Me Wonder / Maroon 5
10-11-20  60  →  1   What’s My Name? / Rihanna Featuring Drake
09-2-28   58  →  1   Right Round / Flo Rida
15-6-6      53  →  1   Bad Blood / Taylor Swift Featuring Kendrick Lamar
10-3-20   53  →  1   Break Your Heart / Taio Cruz Featuring Ludacris
08-5-24   53  →  1   Take A Bow / Rihanna
02-10-5   52  →  1   A Moment Like This / Kelly Clarkson
08-3-15   51  →  1   Love In This Club / Usher Featuring Young Jeezy

 

下の方では、26位に初登場したのがルーク・ブライアンの「Kick The Dust Up」です。8月にリリース予定のニュー・アルバム『Kill The Light』からのカットです。カントリー・ソングス・チャートでは49位から2位にアップしました。

 

37位には『ザ・ヴォイス シーズン8』で優勝したソイヤー・フレデリックスの「Please」が初登場しました。118,000ダウンロードでデジタル・ソングス・チャートで6位に初登場。レイ・ラモンターニュのカバーです。またニール・ヤングのカバーの「Old Man」で63位にも初登場しています。

 
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