The Beach Boys@Billboard Live Tokyo

2012年の50周年記念ツアー後・・・

再びBrian Wilson、Al Jardineたちと分かれてしまった本家(?)のThe Beach Boys♪

その後も日本公演はコンスタントに行なっていて、お馴染みとなったBillboard Liveにて2年ぶりの公演♪

Mike Love、そしてBruce Johnstonに、今回は‘80年代以降のBeach Boysを支え’90年代に活動を再開したBrian Wilsonの片腕とも言えるJeffrey Fosketがギターとヴォーカルで参加!!

大いに期待されるところです。!!

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3月24日(火)セカンド・ステージ

中央のスクリーンにはThe Beach Boysのロゴ・マークが映され・・・

開演時間21:30を回り、BGMとしてDionのRunaround Sue♪が流れる中、スクリーンには’60年代のアメリカらしき映像

DJのアナウンスとともに曲はSurfin’♪に!!

メンバー登場、1番最後にMike、ヒゲを貯え、オープンシャツにお馴染みのキャップ、生演奏のSurfin’♪に変わり、ライヴがスタートです。!!

Mike、ステージ中央にキーボードについたBruce

向かって左にはJeffrey、メンバーはもう1人のギターがScott Totten、ベースがBrian Eichenberger、キーボードがTimothy Bonhomme、そしてドラムスがJohn Cowsill、彼の叩き方はDennisを思わせます。

強力な7人で曲はCatch A Wave♪、Little Honda♪、スクリーンの映像も効果的、Johnの力強いドラムスから人気曲Do It Again♪、Mikeの歌もコーラスも元気に軽快なSurfin’ Safari♪が続きます。!!

ここでMikeが「全ての女性に捧げる・・・」

そう言って、客席にそれぞれの携帯のストロボを点けるよう指示!!それをウェイヴしてSurfer Girl♪、お馴染みの光景

またJeffreyの存在も大きく、その彼が中心に歌うDon’t Worry Baby♪、彼が今回のBeach Boysをさらに大きくしています。

曲は軽快にLittle Deuce Coupe♪、409♪、ドライヴイング・ミュージックが続いてI Get Around♪

誰もが馴染みのナンバー、客席の手拍子も力強く、Johnのドラムスもパワフルに感じました。

曲の方は軽快にBruceが歌う You’re So Good To Me♪

いつもはAlが歌うThen He Kissed Me♪、今回はベースのBrianが歌い、ノリのいいDance, Dance, Dance♪を挟んで、Doo Wopのコーラスからの軽快にWhy Do Fools Fall In Love♪、カバー曲ながら定番といえるでしょう。

Mikeを中心としたWhen I Grow Up (To Be A Man)♪、そしてJeffreyが歌うDarlin’♪、亡きCarlの面影も感じ、これもAlの定番のCotton Fields♪、誰が歌っている!?と思いきや、ドラムスのJohn、力強い歌を聴かせてくれました。

やや一転して、California Dreamin’♪

説明不要の有名曲ですが、まさにBeach Boysを象徴するタイトル!!

’80年代にBeach Boysとしてもカバー、スクリーンのモノクロのPV映像も印象的でした。

そしてCaliforniaと言えばお馴染みのイントロ、場内大盛り上がり、勿論California Girls♪、バックには水着の女性の映像!!

続いてもお馴染みのイントロからJeffreyが歌い始めるSloop John B.♪、そうそうMikeへの歌の交代もスムーズに!!

そして最大人気曲の一つ、Wouldn’t It Be Nice♪

場内からは歓喜の声、スクリーンにはPet Soundsの時の映像が映されていました。

「今日のお客さんはいい人だから、予定にない曲をやるよ・・・」

Mikeがそう言って、In My Room♪、素晴らしいコーラス・ワーク!!

今度はBruceが「Carlの歌だよ!!・・・」そうGod Only Knows♪

亡きCarlの歌が使われ、バックの映像にも感涙です。

再びMikeが開口

「Carlは1998年に亡くなったけど、同じ肺がんで3年後にGeorge Harrisonも亡くなった。・・・Georgeとは1968年にインドのガンジス川の近く、Maharishi Yogiのところで過ごしたよ。彼とは誕生日が近いので同じ時期に瞑想したんだ。Georgeは神がかった人でMy Sweet Lord♪を作った。彼に捧げる歌だよ。・・・」

そう言って、Pisces Brothers♪

Mikeのソロのヴァージョンだけに今回のレアなナンバーでしょう。バックに映るGeorgeとの画像は感動的でした。

再びBeach Boysの世界、Good Vibrations♪、今回のツアーはこの曲の50周年記念でもあるとのこと、Jeffreyの歌からお馴染みのMikeの歌、そしてお馴染みの手のひらの波打つポーズ、バックには当時の映像が流れていました。

そして今度は亡きDennisの歌を入れてのDo You Wanna Dance♪、バックの映像もDennis・・・

ライヴもクライマックスへ、Help Me Rhonda♪

Alがいないわけですが、なんと今回の歌はMike、そしてBruceが客席に指示して場内ほぼ総立ちに、Help Me Rhonda!~の部分は客席が歌い、素晴らしい一体感!!

続いてBarbara Ann♪

Brianのベースがフィーチャーされることが多いナンバーですが、彼の居ない分、MikeとBruceがフリをつけて踊っていて、ScottのギターからSurfin’ U.S.A.♪、場内は最高潮となりました。!!

「あと2曲やるよ!・・・」とMike、トロピカルなリズムが・・・

勿論Kokomo♪、Mikeの歌、地名のコーラスが続くところへ、Carlに代わるJeffreyの歌、ここだけは真夏です。

そして最後はScottのロックン・ロール・ギターから勿論、Fun, Fun, Fun♪、タイトル通り、楽しい最高の盛り上がりで、90分のステージは幕を閉じました。・・・

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75歳となった永遠の「浜辺の少年」Mike Loveを中心としたBeach Boys!!

楽曲の素晴らしさ、音楽の楽しさを今回も十分に堪能させていただきました。

ただやはりBrianたちと・・・

最近ミュージシャンの訃報も続く中、健在なら絶対に一緒にやってほしい!!

それは、今回のステージが如何に素晴らしいものでも関係なく、ずっと願い続けていることに違いないでしょう。・・・

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