Ringo Starr & His All Starr Band@Zepp Tokyo (February 25, 2013)

’80年代後期より、All Starr Bandを率いて、ツアーを行っているRingo Starr!!

それぞれバックをつとめるミュージシャンのヒット曲も聴こえるということで、Beatlesファン、Ringoのファンだけでなく、洋楽ファンには楽しみなのですが、なかなか来日してくれませんでした。

それが今回、何と18年ぶりに実現!!

しかも4回の来日公演は全て、1階はオール・スタンディングのライヴ・スペースです。!

 

初日は2月25日のZepp Tokyo

定刻19時を過ぎたら、ライトダウン!

先ずAll Starr Bandのメンバーが登場!!

ステージ左から、元SantanaでJourneyの最初のリーダー格だったGregg Rolie

Billy Joel Bandのサックス奏者としてお馴染み、Ringoのバンドでは仕切り役のMark Rivera

TOTOの、と言うまでもなく、今回のメンバーでは日本で一番馴染みのSteve Lukather

元Mr.MisterのRichard Page

第2期All Starr Bandの時に最初に参加したTodd Rundgren

そしてもう一人、2008年から参加しているドラマーのGregg Bissonette

このメンバーが勢揃い!

Ringo Starr!のアナウンスで、Ringoも元気よく登場!!

Matchbox♪でスタート!

サングラスをかけ、黒のジャケットのRingo、72歳ですが、元気です。

2曲目はMarkのサックス、そしてメンバーのコーラスから始まる

It Don’t Come Easy♪

思えば、’89年のAll Starr Bandの初来日公演はこの曲でスタート、そんな代表曲です。

(考えてみれば、その当時のメンバー、もう4人が居ないのです。・・・)

「新作Ringo 2012から・・・」と紹介して、Wings♪

レゲエ調のセルフ・カバーとなっています。

 

さてRingoはドラム・セットへ、

All Starr Bandの一番手はTodd Rundgren

今回のメンバーの中でも一番、Beatlesフリークと言える人でしょう。

曲はアルバムSomething/AnythingからI Saw The Light♪

Richard Pageのコーラスも印象的です。

次はキーボードのGregg Rolie

「ウッドストックでプレイして、以来昨年久々にやった・・・」とEvil Ways♪

そう、Santanaのオリジナル・シンガーでもあるのです。

Santana初来日時、彼は脱退していたので、恐らく日本初披露でしょう。

そしてCarlos Santanaのパートを弾くのは!Steve Lukather!

そのSteveが歌うは、Rosanna♪

Bobby KimballのパートはMark Riveraが歌います。

彼はサックスだけでなく、パーカッション、キーボードも担当

後半はたっぷりとSteveのギター・ソロを聴かせます。

そして彼が「古くからの友人で上手いシンガー」と紹介したのがRichard Page

場内はやや暗くなって、耳馴染みのイントロが・・・

Kyrie♪

そのまま’80年代へタイム・スリップ!そんな気分でしょう。

 

Ringoはドラム・セットを離れ、「最初に書いた曲・・・」

少しキーボードを弾いて始まったのが、Don’t Pass Me By♪

メンバーもコーラスをつけ、楽しい雰囲気!

Todd Rundgrenはハーモニカを吹いていました。

そのToddがステージ中央で自らパーカッションを叩きながら

Bang The Drum All Day♪

第2期のAll Starr Bandでもやっていましたが、Ringo、Gregg Bissonetteとトリプルでパワフルです。!

Ringoはそのまま歌うはBoys♪

初期のBeatlesがプレイしたナンバーではToddがリード・ギターを弾いていたようです。

 

またRingoは前に出てきました。

「もしこの曲を知らない人がいたら、その人は間違った場所に来たことになる・・・」

そう言って、笑いを誘い、In The Town~♪と・・・

勿論、Yellow Submarine♪

場内ではウェイヴも起こり、ステージとのかけ合いも!

Ringoのコンサートならではの楽しい光景です。

そのRingoはGregg Rolieを紹介して引き下がるのですが、

曲はBlack Magic Woman♪

今回、Ringoが歌う歌以外では、一番有名かもしれません。

イントロからオリジナルの音で感激、ヴォーカルも勿論、オリジナル!

そしてギターはSteve Lukather!

後半、盛り上ってGypsy Queenへと続き、ここではドラマーのGregg Bissonetteが大活躍でした。!

(さすがにSantanaではないので、Oye Como Vaは続きませんでした。(笑))

 

盛り上ったところで、Ringoが戻ってきてHoney Don’t♪

続いて「これも新作から愛と平和の賛歌だ・・・」と紹介してAnthem♪

力強い歌で、まだまだ元気であることを示しているようで嬉しくなります。

今度はRichard Pageがアコースティック・ギターを抱え、最近リリースしたYou Are Mine♪

じっくり聴かせるいい歌、恐らくMr.Mister全盛期なら大ヒットしたでしょう。

「美しい歌だ!・・・」

そう言ったSteve Lukatherが客に盛り上がるよう始まったのがAfrica♪

最初はDavid Paichが歌っていたのですが、恐らくSteveはTOTOのナンバーならほぼ全曲歌えるのでしょう。

シーケンサーの音の部分は、Mark Riveraのサックス、

後半はメンバー全員で盛り上げ、Markのソロもフィーチャーされました。

再びSantanaナンバーを歌うはGregg Rolie、曲はハードなEverybody’s Everything♪

オリジナルのNeil Schonのパートを弾くのは、Steve Lukather!

奇しくも’80年代はライバルのように言われていただけに、興味深かったです。

続くRingoのI Wanna Be Your Man♪でもリード・ギターを弾いたTodd Rundgren

今度はUtopiaとしてリリースしたLove Is The Answer♪

England Dan & John Ford Coleyがカバー・ヒットさせたので、そちらで馴染みの人も多かったのでは!?

尚、Toddはここでは、ハンドマイク、Ringo以外でハンドマイクで歌ったのは彼だけです。

ステージではもう一度、Mr.Misterの世界、Broken Wings♪

Richard Pageはこのツアーで、かなり再評価されるように思います。!

前述の通り、今回のメンバーで日本で一番馴染みであるSteve Lukather

今度はHold The Line♪

これも最初は彼が歌っていたのではなく、どうせなら、99♪とか歌ってほしいと思いましたが、

やはりTOTOとして一番ヒットしている3曲を選んでいるのでしょう。

場内ではウケていて、Hold The Line!~と歌っている人も多かったようです。

 

ここからはRingoの世界!

先ず最初のNo.1ヒットのPhotograph♪

George Harrisonとの共作、奇しくもこの日はGeorgeの70回目の誕生日なのですが、

特にコメントはありませんでした。

軽やかにAct Naturally♪が続きます。

 

そして遂にBilly Shears!~

勿論、With A Little Help From My Friends♪

場内も最高潮、多くの人が、Do You Need Anybody~とか力の限り歌っています。

Ringo Starr!の掛け声の中、ピース・サインを示してRingoは引き下がりました。

バンド・メンバーはエンディングと同時に、All We Are Saying~と、Give Peace A Chance♪

近年ではPaulも歌っているようにBeatles関連の人のテーマ曲になってしまったようです。

Ringoはもう一度登場、場内を盛り上げ、再び去って行きました。

最後はAll Starr Bandのメンバーが勢揃い、

楽しい夢の2時間は幕、となりました。

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前述の通り、Beatlesファン、Ringoファンだけでなく、洋楽ファンにはたまらない内容!

ようやくやって来てくれたAll Starr Bandですが、このような多くの人が楽しめてハッピーになるコンサートは・・・

もっともっとやってほしい!いつでも行きたい!

そんなことを痛感したまだ寒い2月下旬の夜でした。