「天使の歌声」Art Garfunkel!
2009年にはSimon & Garfunkelとして夢の来日公演を行ってくれましたが、今回は単独公演!
但し、声が出なくなる!!という事態が起こった後だけに、心配な中の来日となりました。
日本公演最終日、12月11日(木)渋谷公会堂です。
ステージ上は何と、椅子が置いてあるだけ!!
何とギターだけのアコースティック・コンサートなのです。
静かなBGMが流れる中、照明が徐々に暗くなり、19時10分ごろライトダウン!!
ギターのTab Laven登場!!
彼の奏でるMartinのギター、歌いながらArt Garfunkel登場!!
Billy JoelのAnd So It Goes♪でスタートです。!!
「フルクカラノオトモダチノミナサン コンバンワ・・・」
最人気曲のThe Boxer♪、但し皆さん静かに聴いています。Artの声も思った以上に調子が良さそうで良かったと思いました。
続いてはArtの自作曲、Perfect Moment♪
Tabの軽快なギターで、A Heart In New York♪とAll I Know♪はメドレーで歌われ、
「しばらく歌っていなかった」とS&G時代の、A Poem On The Underground Wall♪
そして「LOSS(損失?)についての歌・・・」と、Scarborough Fair / Canticle♪、お待ちかねのナンバーですが、Artは無理な歌い方をしていないようでした。
・・・
ここでArtの詩の朗読、通訳のキョーコさん(?)も登場、自分の過去のエピソード、息子のエピソードを話されました。
それが終わると、Antonio Carlos Jobinのカバー、Quiet Nights Of Quiet Stars♪、リズムボックスの音も入り、Tabのギターも心地よく感じます。
「’60年代の戦争の歌、Scarborough Fairの裏の部分だ!」と、Paul Simonがソロで発表していたThe Side Of A Hill♪、今回はレアなナンバーかも知れません。そしてあまりにもポピュラーなスタンダード・ナンバー、Someone To Watch Over Me♪
「この後で20分の休憩・・・」
第一部の最後は、For Emily, Whenever I May Find Her♪で終わりました。
約20分後の20時10分ごろ、第二部はArtとTab2人で、April Come She Will♪でスタート!!
「アメリカ人で好きなソングライターは5人いる!1番はPaul Simon・・・そして5番目は・・・」
そう言って、Randy NewmanのReal Emotional Girl♪
ここで、「22年前、2歳の時も連れてきた・・・」と、Artの息子が登場!!
今年亡くなったPhil Everlyに捧ぐと、Let It Be Me♪をデュエット、この曲確か以前は奥さん(ということは彼の母親!?・・・)とデュエットしたことがありました。
Artが下がって、息子の歌による、Wednesday Morning, 3 A.M.♪
そして、Smile♪、綺麗な高い声の持ち主、「パパの誇り!!」とArt!
彼が下がり、Artの歌で警戒に、Homeward Bound♪、歌詞のThe MovieをTokyoに変えていました。
ここで再び詩の朗読、キョーコさんも登場、自分の旅の話しをして、牛の悲しい目の話となり・・・
Bright Eyes♪
世界的には彼の最大のヒットといえるでしょう。再び朗読へ、Bridge Over Troubled Water、そして父親の話、自分の声の話でした。
「一番売れたアルバムはBreakawayだ・・・」とその中に収録の99 Miles From L.A.♪を歌い、Tabが奏でるお馴染みのイントロ
The Sound Of Silence♪
2番からはギターもストロークに、やはり大喝采を浴びていました。
「お金がない時、Kathyに救われた・・・」と、Kathy’s Song♪
そして「これからはリハーサルのようなものだよ・・・」と言って
Bridge Over Troubled Water♪
珍しくアコースティック・ギターによるヴァージョン、3番の歌詞は歌わず、これで本編終了となりました。
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あまり間を置かず、アンコールは、再び息子も入って、The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)♪、これは軽快に楽しく、そして再びEverly BrothersのDevoted To You♪
息子が下がって、最後は静かに、Now I Lay Me Down To Sleep♪
バックのスクリーンには星空のライティング、静かなステージはここで幕、最後は客席の多くは立ち上がって、惜しみない拍手が送られていました。・・・
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Artの声も心配していたほどではなく、無理のない歌で本当に良かったです。ロックが多い会場でのコンサートですが、この夜は寒い中、心温まるものを頂いた・・・そのように思いました。・・・